見出し画像

[詩]為

何の為
楽になってしまいたいと
思う朝がある

部屋だけが暖まっていく

誰の為
苦労を具現化していると
肺が空っぽになる

不安感が苛立ちに変わっていく

何かが
頭頂部から崩れていった

誰かが
つまらないと言った

無気力にレシピは要らない
情緒は煙と白い息の混同
25円づつ捨てている


良い1日の始まり

焼きたてのパンの香り

澄み渡る空の青さ

全身から湧き立つ生への感謝


そんな朝だったら良かった
誰かの為になりたかった

いいなと思ったら応援しよう!