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土井善晴さんに教わるのはレシピだけでなかった

おはようございます。

今日は【好きでいい】について

土井善晴先生はご存知でいらっしゃいますか?
最近では『一汁一菜』を広め、料理を身近に感じるよう伝えている方です。

たまたま見たNHKの『きょうの料理』
その日は土井善晴先生が「新モノ」として
タマネギとゴボウの料理を作っていました。

その横でたぶん新しくアシスタントになったアナウンサーはレシピを伝えるタイミングなど戸惑ってやや緊張した様子。

それを見た土井先生
場馴れしていることもあり、そのアナの様子からレシピ通りに(汗)とそこに集中して緊張してしまうだろう作り手を想像したのでしょう…か。

【新タマネギの蒸し煮】

(たぶん)わざと大げさにフライパンを煽ってタマネギを転がったときには

『手前に持って来る意識をすれば
方々に散りません』

また味付けでは

『食べたい量の塩加減を手のひらで覚えていけばわざわざ計量スプーンなど要りません。
手のひらに記憶しておけば良い。
洗い物、減らしましょ』

【ゴボウのきんぴらと煮物】

同じ材料、味付けでも切り方や炒める時間で食感が変わることを伝えながら

『蓋をして〇分、煮詰めるまで弱火にして〇分なんて覚えるよりも、残る汁の量を見ながら、硬いのがいいか、柔らかいのがいいか、それぞれの好きにしたらええのです』

失敗しやすいポイントを伝えつつ、
とにかく肩肘張らずに、楽しみながら作って欲しいことをさりげなく教えてくれていました。

終わる頃にはアナウンサーにも笑顔が出た様子。

料理を作るときに最初はレシピ通りに作って基本的なことを覚えた先は…
自分の経験値から予測して自由にしていいんだなと、改めて気付かされました。


土井先生曰く
カタチ通りにはめようとするから迷いや緊張が出てしまう。
自分の経験を活かして、感覚を頼りにして
楽しみながら作って、美味しいものを食べられたら、それでええんや!

それは生き方にも当てはまるのかもしれません。

誰かと接したとき
自分の思いと反応が異なった場合、
自分にプラスだったら喜び
マイナスだったら自分への内省よりも相手の否定になりやすいけれど…

(土井先生風に)それぞれでええねん!
いろんな考えがあっていいし、もちろん異なっていい。

意見を味に例えてみます。

わたしの“おいしい”(意見)が
みんなの“おいしい”なんてなるわけがないのだから、最初からそういうもんだと思って
いちいち反論したり、落ち込んだりせず、
「あら、お口に合わなかったか〜」くらいに流せばいいんですね。

中には「とてもおいしい!」と言ってくれる人もいるだろうし。

土井善晴先生のフンワリした優しさと
的確でわかりやすい説明から
ふと、いろんなことが楽になった瞬間でした。

もちろんレシピはおいしかったです😋
(※NHKのリンクが貼れませんでした)

肩のチカラを抜いて
ゆるりと。


今週もよろしくお願いします🍀

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