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映画感想文〜『正体』

こんにちは
今日までお休みなので遠出するか迷って映画を観に。
今年は【行きたいところは行く】も自分なりの目標です。

11月に公開でしたが年末のバタバタで行けず
諦めて配信待ちかと思ったら近くで上映しているとわかりかけ込んできました。

まず、原作にハマって何とも言えない衝撃を受けたので
すぐにドラマも観ました。
(↓本を読んだときの記事)

原作は主人公の目線から出会う人たちによって変わっていく姿が丁寧に書かれ、伏線回収もそう来るか!とページをめくる手が止まらないほどでした。

ドラマは尺がある分、出会う人たちの普段、暮らしている背景まで描かれているので、主人公と出会ったことで変わる様子と影響を与えている主人公の心の動きまでしっかり伝わってこれもおもしろかったのですが…

映画は…映画館で観るという集中している状態(ドラマはクリニックで見るので途切れがち)なこともあり
最初から鳥肌立ちっぱなし、ラストは久しぶりに涙が止まらなくなりました。
(映画館の中もすすり泣く声があちこちで)

逃げる主人公を追う刑事の目線で描かれ、
尺が短い分、極限まで削ぎ落としたからこそ
この本のテーマである【冤罪】が浮き彫りになり
憤り、悔しさ、悲しみが凝縮されて伝わるからこそ涙を誘うのでしょう。

平凡な毎日の中で生きているはずなのに
今の世の中、誰しもに起こり得る冤罪…
この重いテーマをもし自分の大切な人に突きつけられたとき、自分はどうするか、何ができるのか。

ヒトはどうしてヒトを信じることができるのか。

キャストもそれぞれ合っていましたが
特に主人公を演じた横浜流星さんの眼差しに圧倒され
それだけに原作とは違うラストにこれはこれで共感。

ネタバレにならない感想は難しいですが
観てよかったことが伝わると嬉しいです。

そして、タイミングよく明日からは大河ドラマでも主人公とか。
『光る君へ』ロスでしたがまた新しいドラマも楽しみになりました。

映画館で観るのはやっぱりいいですね。

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greengreen
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