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日本人の宗教観を考察してみた

日本人は、年明けに初詣に行き、独自のクリスマスを過ごし、結婚式はキリスト教式でやり、葬式は仏教式で、そして「宗教」や「宗教信仰者」に偏見を持っています。

今回はこの宗教観を分析し、考察してみたいと思います。


まず、初詣に行き参拝することも立派な宗教行為です。
しかしながら、初詣に行きながら「宗教とか気持ちが悪い」と言っているのが日本人です。

初詣や各種おみくじ、占いの類いから一切離れ、宗教に偏見を持っているのであれば、
「自身は宗教行為せず、宗教と宗教信仰者に対して偏見を持っている」ことになり理解ができます。

初詣に行き、おみくじを引き、クリスマスを祝う、そして「宗教は個人の自由だから、宗教をやっている人を否定はしないよ」と言うのであれば、
「自身は宗教行為をしている故に、宗教に対しても大らかな」と言うことができ、一貫性があります。

このどちらかであれば理解ができますが、どうして自分自身は宗教に片足を突っ込みながら、宗教信仰者を侮蔑できるのでしょうか。


次は彼らの、崇拝対象に対する願い事について考察します。

人が金品や自分の立場を要求するときには、常識があります。

金品などを要求するときには、家族などの親しい仲に対して、必要な分の額を願うものです。

しかしながら初詣などの参拝のときには、何も知らない上、一切尽くしてもない神様相手に、必要以上の利己的なお願い事をします。
しかも私生活は神様に献身しているのでなく、宗教を罵っている方々です。

これを人間相手に例えるのであれば、通りすがりの人に唐突に金品を要求することと同じようなものですよね。

人間相手に常識的なお願い事ができる人が、神様相手になると突然その常識がなくなるのは不思議なことです。

神様を無感情なNPCやBOTと認識しているのでしょうか。
彼らは、自身がお願いしている対象がどのようなものであるのかについても知識がありません。
神様の性格や動機は最低限、調べてからお願い事をするのが当たり前ではないでしょうか。

このような礼拝を行なう人を、本当の神様、唯一であり天地の創造者なる神様は、罰しないではおかれないでしょう。

旧約聖書のエレミヤ書2章27節から28節
彼らは木に向かって、『あなたはわたしの父です』と言い、また石に向かって、『あなたはわたしを生んでくださった』と言う。
彼らは背をわたしに向けて、その顔をわたしに向けない。しかし彼らが災いにあう時は、『立ってわれわれを救いたまえ』と言う。
あなたが自分のために造った神々はどこにいるのか。あなたが災いにあう時、もし彼らがあなたを救えるなら、立ってもらうがよい。
ユダよ、あなたの神々は、あなたの町の数ほど多いからである。

これはユダだけでなく、日本国にも言えることです。

私は、宗教信仰者を馬鹿にしながら、神社などに行き、おみくじを引く、僅少なお賽銭を投げて、利己的なお願い事をする人を何人も知っています。
十字架のピアスやネックレスをつけながら、神社に行く人達です。

人間というのは皆、宗教を信仰するものです。
人間以外の生き物で、宗教行為をする生き物は一種もいません。

人の運命は、彼らが崇拝している神様の運命と同じものになるでしょう。


旧約聖書、ヨシュア記24章14節から18節

それゆえ、いま、あなたがたは主を恐れ、まことと、まごころと、真実とをもって、主に仕え、あなたがたの先祖が、川の向こう、およびエジプトで仕えた他の神々を除き去って、主に仕えなさい。
もしあなたがたが主に仕えることを、こころよしとしないのならば、あなたがたの先祖が、川の向こうで仕えた神々でも、または、いまあなたがたの住む地のアモリびとの神々でも、あなたがたの仕える者を、きょう、選びなさい。ただし、わたしとわたしの家とは共に主に仕えます。」

その時、民は答えて言った、「主を捨てて、他の神々に仕えるなど、われわれは決していたしません。
われわれの神、主がみずからわれわれと、われわれの先祖とを、エジプトの地、奴隷の家から導き上り、またわれわれの目の前で、あの大いなるしるしを行い、われわれの行くすべての道で守り、われわれが通ったすべての国民の中でわれわれを守られたからです。
主はまた、この地に住んでいたアモリびとなど、すべての民を、われわれの前から追い払われました。それゆえ、われわれも主に仕えます。主はわれわれの神だからです」。

『あなた方の仕えるものを、きょう、選びなさい』

キリスト教は、選択の自由がある宗教です。
イエス・キリストは、決して人の自由を奪い取られない、いつくしみ深く、いつもでも怒ることがない、愛の神様です。

私もヨシュアと、この民と同じく、主に仕えることをきょう選びました。

主の御名はほむべきかな。私は主をほめたたえます。


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