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おもいつくままに 2024.11.23

清々しい、乾燥した落ち葉が地面に転がる風景が似合う秋の日、着物たちを虫干し。
収納から出すときは虫干しのときのみになりかけているので、誰か結婚式に呼んでください。

今日は勤労感謝の日。
祖父母の近所でお祭りがある日で、幼少期いとこと一緒に遊びに出かけていた。
毎年何か決まったものを買っていたのだけれど、それがなんだったのか、もう思い出せない。人間の記憶は儚い。

祖父母といえば、知人が先日
「今日おばあちゃんの命日なんだけど、スマホの電源が全然入らないの」
と言っていた。彼女はおばあちゃんとのツーショットを待ち受け画面にしていないと電源が落ちる現象が起こるようで、自分を待ち受け画面にしたくない気持ちと戦いながら、おばあちゃんのために(?)ツーショットを何年もそのツーショットを待ち受け画面にしているそうだ。

私は霊感がまったくないためか、そのような不思議なことを経験したことは今までにない。
じいちゃんの命日とばあちゃんの命日にそれぞれのことを思い返してみるけれど、夢にすら出てこない。知人の話が羨ましいほどに。
私も、祖父母をなんらかの形で感じたい。

とはいえ、他人を羨んだところで現状はなにも変わらないし、亡くなった祖父母は生き返らない。そういうものだ。

つまり、過去は戻ってこないし、今の自分を生きていくしかない。
(大きく括りすぎましたね)

自分に対して「あんなことしなければよかった」と思うこと、たくさんある。
他人に対して時間を返してほしいと思うこともたくさんある。

だけど、そこから自分の糧になることもたくさんある。
私は過去の経験を糧にして、生きている。

糧にして前を向いていくか、それとも
噛み終えたガムのようにゴミとして扱う傍ら、その粘着から離れたいのに「ネトネトして離れてくれない」と離れないで生きていくか。

事実は変えられないけれど、受け取り方なら変えられる。良くも悪くも。

・・・と、過去の「時間を返してほしい」事象のうちのひとつを糧にして日々を生きながらこのnoteを書いている今

以前お付き合いしていた人から「やり直したい」と連絡が。

私は、やり直さないわよ。
私は君と別れた後、マッチングアプリで君を見つけたんだから。
いい相手が見つからないからって「過去」の私に戻ってこないでよ。

私は今を楽しく生きるのよ。

「お父さんがね、サメエキスの入ったサプリを毎日飲んでたからね。私もピンピンコロリがいいからね、同じのを飲むのよ」
と、笑顔で亡くなった祖父のことを話す祖母のように。






目的も着地点も書きたいこともわからないぼんやりしたエッセイになってしまった、が、ここからだ。
ゆっくり、ゆっくり、読める日本語を目指していきます。

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