講義1 理想の保育士って?私って保育士に向いている?!
オンライン保育講座の第1回目の講義は、『理想の保育士』についてです!
保育士資格試験に合格された皆様、これまでの試験勉強、本当にお疲れさまでした。
数年にもわたって頑張ってこられた方もいらっしゃると思います。
新人保育士さんが安心して保育現場で働けるための10の講座をご案内させていただきます☆
講義1 理想の保育士って?私って保育士に向いている?!
まず初めに、自分がなろうとしている『保育士』はどのような仕事なのか?を考えることからがスタートかなと思います。ひょっとしたら自分がなろうとしている保育士って、保育現場で通用しないんじゃない?とか自分の成育歴や育った環境に影響されすぎていないか?とか、保育現場で働く前にあらかじめチェックする必要があるかもしれません。
この講義では、自分で自分のことを理解する(自己知覚)の機会にしていただきます。自分の今現在持っている、子育て観や教育観が保育にとても影響を与えます。
現役の保育士も養成校卒業組もそうですが、保育士としての自分を客観視出来ていない方がおられるのかもしれません。
そうなると独善的な保育であったり、偏った保育になりがちです。
ですので、今一度『自分』は何者なのか、そして自分がなろうとしている『保育士』としての自分は、どんな人物なのかを考えて頂きます。
次に自分がなろうとしている『保育士』になるため、何が必要なのかを一緒に考えさせて頂ければと思います。
例えば、『子どもにとって優しい保育士になりたい!』とか最初はみんなありますよね!
保育士的に"優しい”とはどういうことか。また、もし優しい保育士というのがあるなら、そうなるために必要なことは?ということを一緒に考えていけたらと思います。
早速ですが、講義に入ります。
自己知覚
質問1 どんな保育士になりたいですか、また子どもにはどんな子どもになって欲しいですか?
書き出してみる。
質問2 自分ってどんな人? 幼少期、学童期、青年期はそれぞれどのような教育を受け、どのような親子関係だったのでしょうか?
これも書き出してみる。
振り返るのが辛い場合は、飛ばしても大丈夫です。
この答えは、理想の保育士像に重大な影響を与えていると考えられます。
個人的に私の理想の保育士は、受容と共感重視でしたが、それだけでは子どもの成長発達のニーズには足りないことがわかりました。
それは私が子どもの頃受けてきた教育や親子関係が強く影響していると考えられます。
親は厳しく、教育ママと言えるものでしたし、学校教育は一クラス50人の大所帯で、個別に何か先生に相談したり聞いたりすることがほぼ不可能な状態でした。
学校教育そのものは特に厳しすぎるという印象はありませんでしたが、先生からの影響力というのはあまり感じていません。その分、親や友達との関係性が人格形成や考え方に大きく影響していると思います。
それが私が保育で最初大切にしたいと思っていた、受容と共感に繋がっていると思います。
ただ、先ほども言いましたが、受容と共感だけでは保育は成り立たず、子どもの成長発達に十分に貢献することが難しくなります。
子どもによっては、例えば1歳までや社会的養護の必要な子どもの中には受容と共感が特に必要な子どもも中には居ますが、一般的な保育ではそれだけでは十分ではないことがほとんどです。
そこで、最初から子どもの成長発達のためのニーズを把握をして、それに対応して保育することが必要で、自分の描いていた理想を横に置き、そうすることで、本当に子どもにとって、必要な保育が出来る理想の保育士を目指すことが出来るようになります。
過去を振り返ることは、とても辛い作業であることもありますので、振り返りたくない場合は飛ばしても構いませんし、自分のためだけのチェックとしてください。
さらに、自分を深堀するために、
質問3 好きな食べ物とその理由、また好きな映画とその理由、あれば好きな本とその理由を聞いてみたいと思います。また、特技は何ですか?
この質問には、あまり硬く考えずに、雑談風にリラックスした状態で答えてもらい、自分の考え方の背景を探ることをします。
質問4 趣味は何ですか? 休暇の過ごし方は?
これも質問3同様、趣味や休暇の過ごし方から、自分を知ることになります。
ここでようやく、自己知覚についてのお話は終了で、本題の子どものニーズの話に移ります。
子どもの側から見た、どんな保育士であって欲しいのか? 発達の課題から考えてみたいと思います!
子どものニーズの確認
0-1歳児 安心と世の中への信頼
2歳児 イヤイヤ期 自我の拡大 探索
3歳児 経験を積む 主張する 切り替え
4歳児 自我の拡大 自分らしさ 仲間意識
5歳児 自己知覚 協調 プライド
小学校 自立心 仲間意識 思春期など
中学校 思春期 他者からの評価と自己
高校 自律と自立
これらの各発達段階を踏まえ、
質問5 子どもから見た、こうあって欲しい!という理想の保育士とは?
書き出してみる。
最初に考えた、理想の保育士像と比べてみる。
まとめ
最後に、
質問6 自分らしい保育士とは?
自分の特技や特徴を子どものニーズに合わせて活かせるか。
以上で、講義1 理想の保育士って?私って保育士に向いている?!は終了です。
お疲れさまでした。
いかがだったでしょうか?
感想
皆さんに感想を聴く。
次回は、講義2:保育の本当の目的とは?
です。
では次回も、どうぞよろしくお願いいたします。
最後まで講義1 理想の保育士って?私って保育士に向いている?!をお読みいただき、誠にありがとうございました!
もしご意見ご感想などございましたら、お気軽にコメントで頂けますと、今後のモチベーションになり、とても嬉しいです☺
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