生きる意欲を育むための保育や子育てって?!
こんにちは☺ 子どものみかたブログです!
ちょっと前につぶやいたのもありますが、
生きる意欲ってどこから来るのか?って思って、、
生きる意欲が持てるって、私が保育で大切だと思っているうちの一つなんです!
大層ですか?笑
でもでも、将来的に生きる意欲を持つとして、幼児期で必要なことは、
楽しいことや自己実現体験を思い切りする!
ということになるのかなって思います。
遊びにおいてはそうなのですが、人との関わりは、生きる意欲に繋げるためには外せないと思っています!
なので、生まれてから5歳までの、生きる意欲に繋げるための人との関わりを、細かくみていきたいと思います!
生まれて間もなくだと、まだ周囲が見えなかったり、状況もわからないですよね、きっと苦笑
でも、何だか不快だなとか、心地いいな♪っていう感覚だけはある。
それに対して、近くに居る大人が、自分の顔を見ながら、
同じ様に笑ってくれたり、あやしてくれたりします(^^)
その快、不快の気持ちに対してのリアクションがあることで、自分の味方かな?!自分のことをわかってくれている人がいるのかな?!という感覚を持っていきます。
この時点では、自分はこの世に生まれてきたけれど、存在してもいいのかな?!という感じなんだと思います。
まだ言葉も知らないし、意味もわからないので、感覚のみだと思われます。
そこで、自分の快、不快に対してのリアクションがない、あるいは否定的なものだったとしたら、『うん?!自分はこの世に生まれたけれど、居たらダメなのかな?!』という不信感を持つのではないかと思います。
ここがまず、生きる意欲を持つための、最初のハードルですよね、きっと。
このような時期は言葉での発信が難しいので、およそ2歳くらいまで続くと思われます。
ただひたすら、快か不快、楽しいか楽しくないくらいの感じです。
最後の方に自我をバーストさせる、イヤイヤ期もありますが、それに対しての大人のリアクションがどうなのかということにも、大きく左右されると思います。
私は、2歳児最強説!を取っていますが、それはさておき汗
何かあるたびに、大人のポジティブなリアクションが適切にあり、乗り越えていきますと3歳になります。
3歳になりますと、生活を3年間続けている経験値があり、経験した部分がわかりはじめます。触れたおもちゃで繰り返し楽しんだり、見たアニメのキャラクターに興味を持ったりしていきます。周囲の様子も少しずつ見え始めます。
そこでもやっぱり生きる意欲のためには、身近な大人のリアクションが必要になります。
大変ですね、子育てって。
書いていて改めてそう思います(;^_^A
嬉しかったり楽しんでいる時、上手くいかない時、友達とぶつかったりした時などに対して、身近な大人が一緒に楽しんだり、慰めたりなどしてくれることで、この世に居てもいいんだという感覚が持続出来ます。
ここで大切だと思うのが、単独で遊べるようになってきますが、それを一人でも遊べるからと放置しすぎないことです。
放置ばかりしていると、そこで生きる意欲は萎えてしまう可能性があります。
これは、ピンチなのに誰も見ていなくてスルーされることもそうですし、自分が楽しいのだから他の人も楽しいに違いない!と思って見せようとしたり、誘った時に誰も居ないと、自分の想いを誰かと共有したい!という気持ちをあきらめ、生きる意欲を持つことに影響してしまいます。
一人で遊んでいても、大人はチラ見をして、出来るだけリアクションは出来るようにして、人に対してあきらめを持たないようにする必要があります。
次に4歳児になると、周囲がさらに見え始め、経験が1周して、たくさんある中から、特に自分はこれが好き!これは嫌い!ということがハッキリしていきます。
そんな時にも生きる意欲が持てるため、やっぱり大人の関わりが必要になります。
自我や主張がよりハッキリしていきますので、大人のいう事を聞かなくなったり、3歳までは効いていた、ごまかしが効かなくなったりしてきます汗
友達とも、お互い明確な意思を持ってぶつかることが出てきます。保育士としては、4歳の子ども同士がぶつかった時に、気持ちの調整が出来るようになる過程と考え、どちらが悪いと決めつけず、双方の想いに気付くことが出来る支援が重要になります。同時に後期になると、友達が共通の楽しさや興味を持っていることに気付き、仲間意識も生まれ始めます。
でも、譲るとか協調するとかは形式的には出来たとしても、納得してするのは難しいことがある時期です。相手の存在には気付いているのですが、自分と同じように相手にも気持ちがあると気付く過程と考えるのがよいでしょう。
気持ちは外からは見えない部分ですので。
なので、納得出来ていない場合は、大人が無理に譲らせたり、協調させたり、謝らせると、大人や自分への不信になりかねません。
無理に譲らされた子どもは、それがきっかけとなり、自分の意思には価値が無い?!自分は居ない方がいい?!居なくてもいい?!となってしまい、生きる意欲が途切れてしまったり、弱くなる可能性があります。
生きる意欲を繋げるためには、この時期でも、大人が個々の本人の気持ちを受け止め、理解されているという感覚が持てるようにする必要があります。
友達との間の仲介が重要になり、とても手間暇がかかる時期ではありますが、大きく成長する時期でもあります。
大人は大変です苦笑
理解が進みますので、大人が力関係で抑え込むと簡単な時期なのかもしれませんが、生きる意欲を育くむためには、自分が存在してもいいんだ!という感覚は、個々に持続して持てるように、丁寧に支援する必要があります。
そして最終学年の5歳から6歳。
さらに細かく、周囲の状況や物事に気付き始め、4歳の自我の拡大や万能感、自己中心性から脱却が可能になっていきます!
5歳まできて周囲が見え始めると、自分と他者との違いや差に気付き始めます。
そうなることで、自分の出来なさにも気付きます。それを見逃さずに、大人がすかさずフォローすることが大切です。
自尊心が芽生え、傷つくんですね。
内に秘めてわかりにくいこともありますが、失敗したり落ち込んだ時に『大丈夫!自分は自分でいい!精一杯頑張っていたら、それでいいんだよ!』と伝えることで、自分への信頼が保て、生きる意欲に繋げられます。
友達関係では、大人とよりも、対等な友達との関係性の方が、一緒に居て楽しい!というような気持ちが出てきます。
この時期の大人は、子どもが友達と一緒にする楽しさに、より気付けるようにすることが大切になります。
一緒に力を合わせて目標に向かうとか、チームを意識した遊びを設定することで、助け合ったり協力したりして、より人との絆や、他者や自分への信頼が持てるようにすることが重要です。
幼児期の間に、身近な大人の支援によって、滞りなく成長発達の課題が達成されることで『自分はこの世に存在していいんだ!』という感覚から『生きて、より人生を楽しみたい!』という、将来の生きる意欲のベースが出来るのではないかと思ったりします!
追記:書いていて思ったのですが、当然なのかもしれませんが、生きる意欲って、自死の防止にもなるのかもって。
何かあったとしても、立ち直ったり、切り替える力にもなりそうって思いました。
最後まで、生きる意欲を育むための保育や子育てって?!をお読みいただきありがとうございます!
もし、共感できるところがございましたら、スキ!をよろしくお願いいたします☺