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HSPではなく、HSS型HSPなのかもと思ったので診断してみた結果、今後の生き方について考えることができた話。

 先日、繊細さん(HSP)の話を書いた。だが、どうしても腑に落ちないところがある。私は内向的ではないのだ。私は一体何者なのだろう?疑問に思ったらとことん調べてしまう。即実行派の私は、ある結論に辿り着いた。

HSPを簡単に説すると・・・

 HSPについて、簡単に説明しておきたい。ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、簡単に言うと「とっても繊細(敏感)な人」という意味だ。例えば、人のしぐさや表情、態度と言ったものに敏感だったり、音や匂いに敏感だったりする。人類の約20%の人がこれに類するらしいが、国籍によっても違うらしい。右向け右の日本においては、他国に比べて多いのではないかとも言われている。

 私の場合を説明しておくと、とにかく人の表情や態度にものすごく敏感。自分に対してではない場合でも、誰かが不機嫌になった時はとても気を使ってしまう。楽しいはずの場ですら、参加者の表情が気になって仕方がない。全員が楽しそうにしていないと、とても不安になるのだ。

 また、音にも敏感で、心地よいと感じられない曲に対してはノイズと化してしまう。車を運転する際はどんなに小さな音でも気になってしまい、運転に集中できなくなってしまうのだ。(好きな曲だけは、流れていても大丈夫なのだが。)最近は、救急車のサイレンにとても敏感で、聞く度に不安感に襲われ、とても疲れてしまう。

 それから、匂いに対しても敏感で、香水をつけている女性が通りかかるだけで気分が悪くなってしまう。良い香りだなと思うものもなくはないのだが、そう思えるものはごく僅かで、大抵の匂いはNGだ。だから、自分自身もあまり香りのするものは身に付けないし、車の中等にも芳香剤は置いていない。

 光に対しても敏感であり、人よりも眩しいと感じることが多いようだ。岩手や北海道に住んでいた時、青空の元、元気に雪合戦する子ども達が不思議でならなかった。ゲレンデでもないのに、私は一人でゴーグルを装着しなければ、遊びに参加できなかった。「大袈裟だ」と皆に笑われていたけれど、本当に眩しくて遊べなかった。


HSPだと思っていたけれど・・・

 そんな私だが、なんか違うような気がした。様々なサイトを見れば見るほど、「あれ?なんかちょっとズレているなぁ。」と思わずにはいられなかった。

 なぜそう思ったかというと、今の私はかなり社交的だからだ。昔々、私は酷い人見知りで、周囲が扱いに困るほどの人見知りをしていた。(私のマガジン【自分史】を読んでいただきたい)しかし、その反面、男の子達とはとても仲が良く、隣町の小学校にも友達がいたほどだ。また、近所のおばさんからは、とても礼儀正しい子として扱われ、家に招かれておやつをいただいたり、お土産をもらったりしていた。人の表情や仕草、態度には敏感だったにも関わらず、社交的にふるまう面も持ち合わせていたのだった。

 また、興味を示すと、その関心は留まるところを知らず、一人ででも調べに出かけてしまう面があった。小学生の頃は東京に住んでいたのだが、親の心配をよそに、電車に乗って、上野にある博物館に連日通い詰めた。図鑑で見たことがきっかけで、恐竜についてもっと知りたいと思ったからである。また、冒険家の番組を見た時は自分も冒険家になりたいと思い、自転車で2つ隣の区まで友達と出かけた。日が暮れてから帰宅したときは、酷く叱られたものだった。

 中学時代は、部活動見学で一目惚れした柔道部に未経験で入ったし、高校時代もまた一目惚れした弓道部に未経験で入った。友達を誘うこともなく、一人で飛び込んだ。とても活発な面があったのだ。

 人目を気にするはずのHSPが、こんなにも自由に活発に行動した時代がある・・・私は本当にHSPなのだろうか?ただ、そうなりたい(カテゴライズしたい)だけなのではなないだろうか?


そんな時に見つけた「HSS型HSP」という言葉・・・

 このHSS型HSPはの人は、人類の6%しかいないらしい。HSPが20%、HSSハイ・センセーション・シーキング=刺激を求め続ける人)という特性を持ち合わせただけで大分少なくなる。これでは、周囲に理解してもらうのも大変だろう。

 どうやら、HSS型HSPの人は、自分の感情の波(社交的な面と内向的な面)に左右されてしまい、とても疲れながら生きているそうだ。すごくやる気があって活動的でありながら、とても敏感な面があり、引きこもりがちにもなる。「アクセルとブレーキを一緒に踏んでいる状態だ」と、4つのサイトで書かれていた。とてもよくわかる気がした。HSS型HSPの人は、自分自身について「精神疾患を患っているのではないか?」とか「発達障害なのではないか?」と思い悩んでいるらしい。誤解の無いように書いておくと、HSSも HSPも脳のメカニズムによるもので、障害ではない。 

 では、私自身はどうなのか・・・簡易的ではあるようだが、自分で診断テストをしてみた結果、20問中18問があてはまった。そして、「HSS型HSPの可能性がある」という診断結果が出た。納得である。その診断テストは、以下のサイトに載っている。

 私のような思いをしていらっしゃる方は、ぜひやってみてほしい。あくまでも、簡易的なものなのではっきりは分からないとのこと。その点はご了承いただきたい。


私の境遇はラッキーだった

 HSS型HSPの人は、熱しやすく冷めやすい。だから、一つのところ(住まい・仕事など)に留まることができない性質を持ち合わせている。幸い、私の夫は転勤族で、不定期ではあるが引っ越しをする。最初の転勤はとても嫌だった記憶がある。が、引っ越してみると意外と馴染むまでは軽いストレスもあったが、それなりに生活できていた。思い返せば、私は子ども時代~独身時代も3回ほど引っ越している。慣れっこと言えば慣れっこだ。そして、「転勤が決まったよ」という夫の言葉に、毎回ちょっとうきうきしている自分がいるのも事実だ。新たに住む土地のことを調べたり、マンションを調べたりするときは、悲しい気持ちよりも実は楽しい気持ちの方が勝っている。鹿児島から福岡へ引っ越すときだけは、かなり気持ちが沈んだが・・・。

 今思えば、引っ越しをする度に仕事も変わっている。また、鹿児島時代を思い返せば、3年半という期間の中で3回ほど転職をしている。決して「飽きたから」という理由ではない。全ての仕事は「教育の分野」として繋がりがあり、仕事をしていく中でたくさんのモヤモヤを抱えた結果、それらを解消するための転職だった。「もっとやるべきことが他に見つかったから」なのだ。が、しかし、鹿児島で最初にお世話になった会社の上司と3年ぶりに飲んだ時、3つ目の転職(個人事業主としての活動)のことを伝えると「あなたは一つのことにじっくり取り組む経験が必要」と叱られたことがあった。「大きなお世話だ」と思った半面、とても「なぜ応援してくれないのだろう」と心を痛めたのも事実である。


これからどう生きていくべきか

 この「熱しやすく冷めやすい」特性があるHSS型HSPの人は、どのような職業に就き、どのように生きていけば良いのだろうか。私はたまたま転勤族の妻であり、また好き勝手することを許してくれる、理解ある夫がいるから生きていける。けれど、これを読んでくださっている方が、皆私と同じ境遇とは限らない。

 また、このような特性を持ち合わせておきながら、私は一生の仕事となるようなことがしたいと思ってもいる。

 だから、調べてみた。HSS型HSPの人に向いている職業について。

 変化がある仕事、ルーティンワークが少ない仕事、自分で決められる仕事、広く物事を把握する仕事、集中して取り組める仕事、転職しやすい仕事、休みやすい仕事・・・こんな仕事ってあるの?と疑問に思う人もいるだろう。それが、あるのだ。

① 個人事業主・プチ経営者
② カウンセラー・セラピスト・ネイリスト
③ セミナー講師・ワークショップ講師・インストラクター
④ 営業マン(成果給)
⑤ 企画・イベンター・フリーペーパー制作
⑥ ドライバー
⑦ 教育系


 つまり、「自由に行動できる・権限がある」こと、「移動などの『1人の時間』がある」こと、「外注せず、自分も『主役』になれる」ことが向いているものだ。

 私はずっと、教育関係の仕事をしてきた。だから、向いている分野にいたと思う。今思えば、子ども達との関りはとても刺激的で楽しく、ストレスと感じることが少なかったかもしれない。皆さんはどうだろうか?


ストレスのない暮らしへ

 人は、人をカテゴライズしたがるし、どこかに属することで自分自身も安心を覚える。だから、私も今回調べたことで安心した。

 では、安心した私がこれからどう生きていけば良いのか。

 それは、特性をしっかり理解し、自分に合った環境を自分で整え、心地よいと思える生活を送ることだと思う。人に理解されなくてもよい、分かってくれる人が1人もいなくても良い、そう思えるくらい自分が自分を理解して大切に扱う。それが、本当に自分らしく生きられる方法なのだと思う。

 だから私は、これからも自分の心の赴くままに行動するだろうし、自分が楽しいとか心地よいとか思うことを行うだろうし、またそれらを追及して、更に世界を広げていくだろう。

 そう考えると、ワクワクが止まらない。皆さんは、どうだろうか?この記事が、少しでも皆さんの今後の生き方のお役に立てることがあれば、私は素直に嬉しい。

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MM(まみーた)
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