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何がために働き、何がために社会は回るのか ①


※想定していたよりも長くなりそうなので、記事を分けています。
続きは後日掲載予定です。


ドラマ「アンナチュラル」&「MIU404」大好きな私、先日「ラストマイル」を観に行ってきました。

今回は、映画を観た感想や考えたこと、感情が動いたことなどを書いていこうと思います。そのため、ネタバレ含みますのでご注意くださいませ。

①鑑賞直後の感情

初っ端からまとめみたいなこと書くんですけど、見終わってすぐの感情をメモに残していました。考察したり深堀りしたりする前の、素直な感情を載せます。

アンナチュラルもMIUも現実の社会問題について考えさせられるドラマだけど、より重くてグロくて苦しかった。

一応点で見ればハッピーエンドっていうストーリー構成なんだろうけど、根本的問題は何も解決されてない。だからモヤモヤするし、見終わったあとも苦しい。

でもきっとこの映画の目的は、見終わった観客たちに、このモヤモヤと苦しさを突きつけること。突きつけた状態で問題残った社会に戻し、生きさせること。

人間の欲、需要がビジネスを回し、利益がもたらされ、テクノロジーは発達する。誰も何も悪くないし、今よりも誰もが幸せになるために社会は発展しているはずなのに、どこかで歯車は狂ってしまう。

何がために人は働き、何がために社会が回るのか。


バッドエンドでもないし、終わり方に納得いかないわけでもない。それなのに、ただただ苦しい。でも、この苦しさは忘れてはいけない苦しさだと感じました。

②2作のドラマの世界線に感激

ラストマイルを観に行った理由はやはりここだったので。

アンナチュラルもMIU404も、ドラマの内容はもちろんですが、役柄やドラマ内でのそれぞれの関係性への愛情が、深くて熱烈なファンが多い気がします。

かくいう私もそのひとり。

劇中でドラマで使われていた音や、ドラマキャストが出てきそうな演出に気付いたとき、キャストが登場したとき。
ドキドキや嬉しさが止まらなくて、終始頬が緩んでしまいました。

お気に入りポイントは、

①白井くんが出てきたこと
解禁情報を見落とした状態での鑑賞だったため、かなり衝撃でした。「え?出るってなってた?エンドロール名前載ってる?」とパニック。
ちゃんと大人になって、許されるように生きてる世界線をこの目で見れたことが嬉しかった。

②中堂×坂本
ドラマでもここの2人のやりとりがお気に入りなので、限られた出演時間の中でこの2人のやりとりがしっかり組み込まれていて…!ありがとうございます!
ドラマでは中堂に対して“怯え”が強かった坂本も、劇中ではかなり“煽り”気味になっていてコメディみたいになってた。可愛い。

③伊吹×志摩
ここはもう2人並んで登場するだけで尊い。ありがとうございます。それだけです。

④神倉さんの努力が実ってた
ドラマ内で、身元不明のご遺体がちゃんと帰るべきところに帰られるようにと、歯型のデータベース化が出来るように取り組んでいた神倉さん。
正直、それが最終的に出来るようになっていたかまで覚えていなかったのですが、劇中でご遺体の歯と照合しているシーンを観てハッと気付きました。制作陣、恐るべしです。


ドラマの世界線の交差に嬉しさがありながらも、やはりMIU404の九重(水上恒司さん)が出ていなかったことが心残りです。

MIU404は、水上さんの名前がまだ「岡田健史」だったときの作品。大人の事情もあるのだろうけど、、もし出演していたらどんな風に登場していたのかと、想像するしかないのが残念です。




つづく


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