「雨とは」秋霖 秋の雨いろいろ9/8
雨がどうしてできるかわかりました。では、どんな雨があるのでしょうか。
四季それぞれに美しさがありますが、そこに別の美しさを感じさせてくれる雨。日本は雨の多い国ですからたくさんの呼び名があります。四百もあるそうです。調べるだけでも楽しそうです。
まずは気象用語の雨から調べてみました。
・霧雨:微小な雨滴(直径0.5mm未満)による弱い雨
雷雨:雷をともなう雨
長雨:数日以上続く雨の天気
風雨:雨をともなった風
地雨(じあめ):雨量強度が一様で地域的にも降り方に偏りの少ない雨。層雲系の雲から降ることが多い
夕立:夏の午後に降る雨(夏にのみ用いる)
しゅう雨:対流性の雲から降る雨。テレビやラジオでは「にわか雨」「雨」と呼ばれる。
にわか雨:降水が地域的に散発する一過性の雨
小雨:数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨
大雨:災害が発生するおそれのある雨
暴風雨:暴風に雨を伴うもの
豪雨:著しい災害が発生した顕著な大雨現象
集中豪雨:同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。ゲリラ豪雨とも言われる
局地的大雨:急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨。局地的な大雨、ゲリラ豪雨とも言われる
なんか
聞いたことのある雨の言葉が並びました。
次は
秋の雨、情緒ある名前です
秋出水(あきでみず)
お盆を過ぎた頃の豪雨や、台風による強く激しい雨で、河川の水があふれ出し洪水となることです。この言葉は一般的にはあまり使われませんが、俳句の中で洪水や河川の氾濫など災害を表した季語として使われており、収穫を控えた田んぼの稲や農作物が台無しになってしまう様子が詠まれています。
秋雨(あきさめ)・秋霖(しゅうりん)
季節の変わり目の、暑さを和らげる雨で秋雨。秋霖とも言われます。夏の間活躍した太平洋高気圧が南へ下がり、大陸の冷たい高気圧が張り出すことによって前線が発達し、秋雨前線となります。
梅雨前線と同じ様に地域によって差がありますが、9月初旬から10月頃にかけて降ります。文学的な表現としても用いられ、春よりも寂し気な雰囲気を持っています。
伊勢清めの雨(いせのきよめのあめ)
旧暦の9月17日に行われる宮中行事の「神嘗祭(かんなめさい)」の翌日に降る、祭祀の後を清める雨と伝えられます。神嘗祭は天皇がその年の新しい穀物で作った御神酒と神様に献上する御食事を伊勢神宮に奉納する祭りです。
雨は縁起が悪いと思われますが、神社で参拝する際にはお清めの力があり、悪い空気を浄化する効果があるため縁起の良いものとされてます。
秋時雨(あきしぐれ)
これは秋の終わりごろに、降ったかと思ったら止むにわか雨のことで、春と比べると寂し気な哀愁の漂う言葉です。話し言葉としてはあまり使わず、俳句の季語として使います。よって二十四節気の区分を元に季節を考え、寒露(10月8日頃)~立冬(11月7日頃)に降るものを指します。
冷雨(れいう)
秋の終わりに降る冷たい雨のことで、降るごとに寒さが増し、木々の紅葉を促して冬へと移り変わる様子を感じられる言葉です。秋の終わりは暦の上では仲秋の翌日(9月下旬)から立冬の前日までとなります。主に文語として使われ、俳句における季語や11月頃に送る手紙の挨拶文の中でも使用します。
日本では一年を通して雨が降り、その名前の多さから人々の生活に密接に関わっていたことがわかります。本来は「雨」と一文字で表せますが、文学的、季節的、降り方など様々な表現の仕方があり、とても奥深いです。雨は昔の人にとって恵みであり悩みでもあり、ある時は風情を感じ、雨との生活を楽しんできたのだと思います。
今日は秋の雨だけを調べました。また冬には冬の雨を調べてみようと思います。
気象衛星ひまわり赤外画像
なんか日本の南、フィリピンの東に台風になりそうな雲が、、。。
おはようございます。こちら雨には全く関係のない快晴の朝。
湿気が少なく少しひんやりするくらいで、気持ちの良い朝です。
そちらはいかがですか。
今日もいい日でありますように。