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読書記録「最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法 / 中村禎」

広告コピーに興味があって、コピーライター養成講座を受講している。
勉強を理由にコピーライター本をたくさん買い込みました。コピー講座中に読み切るぞ!

まずは1冊目。
コピーの考え方にも触れていますが、タイトルの通り「言葉を選ぶには?」に注目した本。

目次はこんな感じ。

第1章 広告コピーってなんでしょう?
第2章 広告コピーを学ぶということは?
第3章 さあコピーを書くぞ、の前に
第4章 コピーを書く時の話
第5章 コピーを書いた後の話
第6章 思い至ること
第7章 これからのコピーライターへ

最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法/中村禎

キャッチコピーやボディコピーなど広告コピー全体について、考え方が提示されている。特に、第2章では「学ぶ」そのものについて、作者の考えが記されていた。

広告の事例が用いて説明されるのではなく、デパートでの出来事から用いられている。日常から学べることの多さ!

人との繋がり、思いやりを大事にされている。
そして、日常がコピーにつながっていることがわかる。

言葉だけを磨くのでは、足りない。
コピーを書くには「人間力」が必要。

第2章の「コピーライターには向いていない人」ではっきりと具体例が示されていた。日常生活で思い当たる人がいるなあ、なんて思いながら読んだ……。
はっきりと言葉で提示されているので、不純物がなく、安心・信頼できるコピーライター本でした。

コピーを学ぶための土台として、自分は人間として何に気づけるか、何を想像できるか。良いものを見るために良いものを見ることは大切。
でも、良いものを見る人(自分)自身の人間力が足りないと、良いものの素晴らしさに気づけないこともあると思う。
そんなことを学びました。

私はコピーライターでもないけれど、伝えたいことを伝わるように、自分の言葉を選びたい。周りを観察しながら、考えながら生きて、学びを吸収するっきゃない!


コピーライター本って、コラムが面白い。
この本も各章の最後に中村さんがどのようにコピーライターになったのか、経緯がコラムとして載っている。

それぞれの視点で、どのようにコピーライターになったのかが書かれている。コラムを読んでいると、コピーライターとして一筋縄で成功できた人なんて、ほぼいないんじゃないか、と感じる。

現在の私は、何十年後から見たら、
どのようなコラムになるんだろう。

【最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法】
著 者:中山禎
出版社:宣伝会議
発行年:2017


▽この本にもコピーライターのコラムが載っていました
「私、誰の人生もうらやましくないわ。 / 小島令子」

他に読んだコピーライター本
▽去年11月頃からちょこちょこ読んでいる

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