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読書記録「伝わっているか? / 小西利行」

タイトルは「伝わっているか?」とシンプル。
だけど、表紙の目つきの悪いイルカと掛け合わせて、記憶に残る表紙。
帯が波を模しているのもイルカの可愛さをアップさせています。

さて、自分の言いたいことって伝えたい相手にちゃんと伝わっているんだろうか?
“伝える”を“伝わる”にするために、何を考えるべきか、そのメソッドが物語の形式で書かれています。

例えば、

  • 会社一の美人と合コンするには?

  • アイデアがいきなり褒められるようになるには?

  • 部下に慕われる憧れの上司になるには?

自分が伝えようとするだけでは変わらないことが、伝わるように言葉を変えることで成功していく物語。表紙のイルカと喫茶店のももこを中心に、周りの人のお悩みを言葉で解決していく。

小説形式ではなく、話し言葉で書かれているので、普段読書をしない人も手に取りやすい本になっている。そこにも、著者の''伝わっているか?''の気持ちを感じる。

それぞれのメソッドに物語=起承転結があり、伝える→伝わるへの短編集みたい。現実も、平坦な物事より、物語性のある方がドキッとしちゃうように。

印象に残った言葉がこれ。

「考える」ってのは「頭を使って時間を過ごす」のではなく、「目的にたどり着く方法をひねり出すこと」だ。

伝わっているか?第二章

「考えたけど分かりませんでしたあ〜」ではなく、苦しんで、もがきながら山頂への道を探すこと。考えるって楽にはできないことだよな、と再認識。

また、全編を通してイラストが可愛い。他の書籍で見たことがないイラストなので、有名ではないイラストレーターさんなのかなと思っていたら……。
本人が描かれたイラストのようです!

同じ著者の「すごいメモ」の方で発覚。伝えるためのビジュアルには、自分で描けた方がいいよねということで、男の子の描き方まで載っていました。

【伝わっているか?】
著 者:小西利行
出版社:宣伝会議
発行年:2014


最近の読書記録、実用書が多くなってきちゃった。

と、思い『読書本』にも手を出しました。
紙1枚!読書法」を読んで、紙1枚に整理し、今回の読書記録を付けてみました。

とりあえずは積み重ねていくために、継続していきたいです。


▽読書記録「『紙1枚!』読書法 / 浅田すぐる」

▼読書記録


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