映画記録「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」
心がぽかぽかした。
自分が今、欲しいメッセージをくれた映画。
ドラえもんが好き。
大人になってからはなかなかアニメを観る時間がなくなってしまったけれど、漫画は全巻そろっているし、大長編の漫画も持っている。
1番好きな話は「虫スカン」というひみつ道具が出てくる「しずちゃんさようなら」。この話を読んでから、しずかちゃんみたいになりたい。
大人になってからも、ドラえもんの映画はたまーに映画館まで観に行っている。何作か前の「南極カチコチ大冒険」も映画館で鑑賞した。
これは、映画ポスターのキャッチコピーが素敵すぎて映画館に引き寄せられた。
「氷は、透明なタイムマシンなんだ。」
「本当の友達と、ニセモノの友達。何が違うんだろう。」
観に行くしかないじゃない。言葉が好きな方はぜひポスターを調べてみてほしい。
今作を映画館で観ようと思ったきっかけは、脚本家です。
古沢良太さんが脚本だったので、いざ映画館へ。私はドラえもんとTHE LEGEND AND BUTTERFLYを同じ理由で観た。
ドラえもん鑑賞後は「古沢良太」熱が溢れてリーガル・ハイを見返しています。懐かしい。
伏線がするっと回収される感じがやっぱり大好き。そして、映画を通して伝えられているメッセージにこころがぽかぽかした。
今の自分に欲しい言葉だった。
今作のオリジナルキャラクターとしてパーフェクトネコ型ロボットの「ソーニャ」が登場する。パラダピアが危機に見舞われたとき、ソーニャがあるものを倉庫へ取りに行く。彼がもともとポンコツと呼ばれていたことを思い出して、納得する。
声もかっこいい。イケメンネコ型ロボットだけど、声がかっこよすぎる。
エンドロールで知ったけど、king and princeの永瀬廉さんだった。声までかっこいいとは。
ソーニャはスモールライトなどのひみつ道具も持っている。デザインがなんだかオシャレだった。ひみつ道具のデザインがスマートで、パーフェクトネコ型ロボットな感じが出ていた。
ラストのソーニャの選択は、映画内では語られてはいなかったけど、ソーニャが友情というものを理解したからあの選択をしたのだと思う。合理的に行動できるパーフェクトロボットなら、あの選択はしなかったと思う。
誰しもなりたい理想があって、その理想に対して、こうでなければいけないという強迫観念すら抱きがち。
のび太は「パーフェクト小学生になりたい」。
「理想の大人になりたい」
「子供を理想に近づけたい」
「仕事もプライベートもパーフェクトになりたい」
いろんな理想があるけれど、自分のままでいていいんだよって言ってくれているような映画だった。
▽映画記録「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」
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