読むTHINK_43/ゲスト:書家の中塚翠涛さん(2014年8月29日のアーカイブ)
テレビで見る書道の先生がTHINKに来た!
谷尻誠(以下、谷尻):
今日は、書家の中塚翠涛さんにお越しいただきました。中塚さんとは、知り合ってからもう5、6年経つんですかね、実は飲みの席でしか会ってなくて(笑)完全に飲み友達という間柄なんですが(笑)、僕は普段全くテレビを見ないんですけど、ある日北海道で出張先のホテルの部屋でたまたまテレビを点けたら、中塚さんが芸能人に教えてて。知らない間にすごい人になってる!って思って、その時もすぐに自分で紙に文字を書いて写メして送ったんですけど届いてなくて(笑)、まあ、そんな縁もあって、今回ワークショップを通して書について考える機会ができればということで実現しました。よろしくお願いします。
(会場拍手)
--いつもはレクチャー形式の座席レイアウトとなっているサポーズ・デザイン・オフィスの3階が、学校の実習教室のようにテーブルが並べられ、それぞれに参加者が向き合って座っている。
中塚翠涛(以下、中塚)さん:
普段は、一般の皆さんに文字を自由に楽しんで書いてもらう、ということを伝えているんですが、テレビなどを見ていただいた方もいるかと思います、それで、よく視聴者からは「厳しい先生でしょう?」と言われるんですよ。でも本当は書く人が自由に楽しんで書くことが大事だと思っていて、特に今日はそういう感じで進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
(会場拍手)
谷尻:
どうします?いきなり始めますか?それとも少しご自身の話をしますか?中塚さん、普段はどんな仕事をされてるんですか?
中塚:
あ、こんな緩い感じで始まるんですね。打ち合わせも全くなく。
谷尻:
打ち合わせしたら、そのようにしないといけなくなるでしょう?それがなんか不自然で。だからいつも打ち合わせをしない、という流れにしています。
いきなり始まったワークショップ
中塚:
さすがですね、じゃあ早速始めましょう。では皆さん、筆ペンと半紙が用意してあると思います。まずは、自分の名前を書いてみてもらえますか?よく芳名帳などに筆ペンで記名するということがあるかと思いますが、そのつもりで書いてみてください。普段通りにですね。
(谷尻さん含め、会場、ややざわつきながら顔を見合わせて作業を始める)
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