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鹿野の賑わいをつくった道 巡回展「江戸時代の周南の街道」

山口県萩市から山口県岩国市まで至る約100kmの旧山代街道。山口県周南市鹿野の町なかにも通っていたこの街道は、鹿野の発展にも大きく関わっていました。11月28日まで、JR徳山駅と鹿野図書館で展示が行われていますので、鹿野の歴史のひとつをぜひご覧になり、できれば鹿野を楽しんでみてくださいね。

江戸時代の周南の街道

展示の様子

JR徳山駅の新幹線口にあるロビーで行われている周南市民俗資料館巡回展「江戸時代の周南の街道」。旧山代街道の紹介の中で、鹿野の紹介もされています。

この街道を通り、多くの物資が行き交ったといいます。
鹿野の町並みが、道の両側に家が連なっているのは、市場として発展してきたことにも関係しているのだとか。

旧山代街道に沿って広がる鹿野中心部

鹿野地域では、かつて3のつく日に市が行われ、大変なにぎわいだったそうです。
今はこうした市は開かれていませんが、年に1回、5月頃に、かつての市を復活させ、鹿野を元気にしたいという思いで「いっておかえり鹿野市」というイベントが行われています。

展示の中には、鹿野の見どころとして、プロジェクションマッピングイベント「かの'nこと清流Fes.」のメイン会場になっている漢陽寺の紹介がされています。

旧山代街道の近くにある漢陽寺は、紅葉の季節の今、まさに見どころです。
旧街道筋を散策しながら、ちょっと漢陽寺に寄って庭と紅葉を楽しんで……なんていうのもすてきですね。

漢陽寺境内(2023年11月撮影)

巡回展で鹿野の歴史に触れ、実際に歴史の道を歩いて、鹿野を感じていただけるとうれしいです。

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