自信につながる自力メイクの上達思考
「 メイクが上手にできない 」
誰もがキレイに美しくなるためにメイクをしているはずなのに、自分のメイクに化粧効果が得られず、満足されていない方は沢山います。
メイクは手先が器用でセンスのいい人しかできないと思っている方がいるかもしれません。しかし実際はそうではなく、これまでのメイクの基本が、ほとんどの人に「 できない 」と思わせてきたからなのです。
メイクの基本は数学的に捉えた「 完璧さ 」を求めているので、設計図どおりに組み立てる難しさがあります。ですから、基本のメイクが難しい、苦手、面倒、センスがないと思ってしまうのは自然です。
努力して頑張っているのに関わらず、成果が感じられなければ誰もが「 メイクの苦手意識 」 をもつようになるのは当たり前。
そのような観点から、現在美容に対して悩んでいたり、迷っていたり、不安であったりしているとしたら、それは勿体ないことです。
人それぞれの目指すメイクの目的は十人十色。では、どのようにしたら楽しくスキルを磨くことができるのでしょうか?
そこで今回は、「 メイクが上手にできない 」人への解決策として、メイクが上達する考え方について書いていきます。
「 メイクが上手にできない 」人は、無意識に「 すべきこと化 」している傾向にあるかもしれません。
------
● ファンデーションは薄く均等に塗るべき
● コンシーラーはファンデーションの前に塗るべき
● まつ毛はビューラーでしっかり上げるべき
● アイシャドウ数本のブラシを使うべき
● チークは頬の盛り上がったところを起点にしてつけるべき
------
人の数だけやり方も違うので「 すべきこと化 」してしまうことで、「 義務感 」を抱くようになってしまいます。
例えば、『 ファンデーションは薄く均等に塗るべきだ 』と考えてしまうと、ペンキ職人並に難しい技に取り組むことになります。液体系ファンデーションの場合、顔に均等の厚さで塗ることは至難の業です。
本来ファンデーションは、塗ると素肌よりキレイになれて、紫外線や外気の汚れから肌を守ってくれる役割があります。
ファンデーションを使うことで、『 素肌よりキレイになれて、しかも塗りました感がない仕上がり 』になれたら、肌のキレイさが実感できてすごく嬉しくなりますよね。
ファンデーションは薄く均等に塗るべきとしてしまうと、「 肌がキレイに見えなくても良し 」とする人も出てくるでしょう。
メイクの本質は美しく装うことです。
ファンデーションを薄く均等に塗ってもキレイになれないのは、『 ファンデーションを顔のどこに塗るとキレイになれて、どこに塗るとキレイになれないのか? 』が分かっていないからです。メイク本を参考に、肌がキレイに見える塗り方を自分の顔で考えながら試してみると、オリジナルの発見に出会えますよ!
--------
■ 「 メイクが上手にできない 」方は、
本や雑誌、ネットの情報を頼りに知識やアイテムを手に入れて実行に移します。仕上がりに満足がいかないと、自分でコントロールできないことにあれこれ悩み、問題を一人で背負いやすい傾向にあります。
------
■ 「 メイクが上手にできる 」方は、
置かれた状況の中で自分にできることを考えて、大まかな「 たたき台 」をつくった上で、メイク本などを参考に細かい部分をつめていきます。事前に方向性を把握することでメイクがスムーズに進みます。
● 簡単なたたき台
例 )「 ファンデーションで肌をきれいに見せる 」
① 肌に透明感肌をもたせる
② 肌トラブルを自然にカバーする
------
● 細かい部分をつめていく
❶ 肌の凹凸を埋めるメイクアップベースで滑らかに整える→肌の赤味やくすみの色ムラをコントロールカラーで落ち着かせる→伸びの良いリキッドファンデーションを顔全体に薄く塗る→肌色がキレイに見えない部分だけにリキッドファンデーションを重ねる
❷気になるニキビやシミをコンシーラーで目立たなくさせる
メイクに興味があるけれども苦手とする方は、メイクの本質に立ち返り、自分が望むポイントだけに向かって、メイクを組み立て、実践をとおして、少しずつブラッシュアップすることを心掛けてみて下さい。すぐに大きな成果が出なくても、自分ができる小さな努力を淡々とこなし重ねていくことで、一定期間を経た頃に圧倒的な成果が出るようになります。
--------
■参考書籍としておすすめ
この本かなり分かりやすい!
イラストレーターのすれみさんという方が、一般の方視点でメイク思考をマンガ形式で伝えています。
きれいになることを心から楽しんでいただけますように。