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私がネカフェで読んだ「ゴルゴ13」

お気に入りのネットカフェ

私はたまにネカフェに行く。お気に入りは「快活CLUB」だ。前は駅前に「マンボー」もあったのだが、閉店してしまった。そこには結構行っていたので残念である。
私のいつものルーティーンは、入店してまずお気に入りの「少年エース」の最新刊が出ていないかチェックすること。それからドリンクを持ってブースに入り、手荷物を置いてからコミックの最新刊コーナーをチェックするのだ。

ブースにて


「週刊少年ジャンプ」はここでは読まない。一冊読むのに意外と全部読むのに時間がかかるので、買った方がコスパがいいことに気がついた。それからは、もっぱら単行本を集中的に読むのに利用している。
そういえば最近、ブースに入ろうとした時に入口付近に煙草が一本落ちていたことがある。そのままゴミ箱に捨てようかとも思ったが、禁煙なのに吸っていたと思われるのも嫌だったので店員に持って行った。けど反応が薄かったので、今度はそのまま共有のゴミ箱にでも捨ててやろうと思う。

ゴルゴ13の最新刊

ここで先日、「ゴルゴ13」の最新刊を読んだ。もうなんだかんだで214巻である。50年以上連載している長寿漫画だ。
この漫画は絵が苦手で読まない人も多いらしいが、私は全然平気だ。
ただ、最近は不可能犯罪を実行する話は少なくなり、どうやって目標を特定するかに話の重点が置かれている気がする。昔のように絶対不可能な狙撃をやってのけるのも面白い気がするが、もうネタが無いのかもしれない。
首から下げているペンダントを狙撃したり、走っているF1のピン一個を弾き飛ばしたり、ゴルゴならではの凄い狙撃がたくさんあったのに。

なぜ新刊のところに置かない……

他のところは知らないが、ここの快活CLUBでは最新刊のところに「ゴルゴ13」は置いていない。
棚の1巻から並んでいるところ、その一番後ろに加えられているだけだ。読んでいて、やっぱりこの漫画も読むのに時間がかかるので、ネカフェだと効率が悪いなと思う。そんなことを思いながら読み進めた。
ドリンクがあるからコスパは多少違うと自分に言い聞かせながら、話が少し落ち着いたところでカフェモカを取りに行く。
前にこれを試しに飲んでみたら美味しかったからだ。それからはお気に入りで良く飲んでいる。

デューク東郷は最近よく喋るのだ

最新巻では、EU圏内の国で市民権を売り出した国があり、そこで起きるゴタゴタの中にゴルゴが巻き込まれる話である。ネタバレは避けておくが、最近のゴルゴはよく喋るなと私は思った。昔はほとんど話さなくて、依頼人がゴルゴへの依頼ルールすら、ベラベラ自分で解説していくスタイルだったのに。

読み進めながらEU諸国の市民権があって、EU圏内を自由に移動できるとしても、治安の問題もあるし日本にいるのが一番いいんだろうなと思った。
「でも、果たしてそうなのだろうか」
自分の思いに疑問を持ってしまう、へんな私は目の前にあるPCでそれを調べる。治安のいい国はどこかを。

すると世界平和度指数ランキングというものがあるらしく、日本は意外にも9位だった。アイスランドが1位らしい。次がデンマークであった。
デンマークもEU加盟国なのに治安は日本よりもいいのか。良く調べると日中はほぼ日本と変わらないみたいだ。ただ首都のコペンハーゲンはギャングとかがいて夜は危険らしい。

まあ、どんなに治安が悪くてギャングがいてもゴルゴなら問題ないだろうな。私はそう思いながら厚い単行本をコーヒーカップと共に、戻しに行ったのだった。

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