小学生の目標と政治家の誓い:ルールを守るということ
石破総理誕生である。それに伴って10/4に所信表明演説が行われた。
それをニュースなどで見ていなかった私は、内閣府のHPにその記載があるとのことなので読んでみることにする。すると、その五本柱の最初に「ルールを守る」があった。
私はこの「ルールを守る」を小学校六年生の最初に、今年の目標を書く授業の時に書いた。そしたら、「低学年じゃないんだから」とみんなに笑われた。先生までも笑っていた。
私は悔しい思いをする。
みんなルールを全部守っているとは、言えないじゃないか。そう言いたいのを我慢した。民主主義では多数が正義である。その上に一応法律をいうものがあるが、それも多数決が決まるのだから多数がルールなのだ。
そうしてしまうと、世の中には秩序というものが無いのではないのだろうか。
この前、横断歩道に向かっていると自転車が歩道の中に三台もいて、歩くスペースがなかった。みんな、信号待ちをしているらしい。自転車は車道ではないのか。
いい大人のくせに、歩行者が通りにくそうにしているのをスマホをいじって知らんぷりである。ここではこれがルールなのだろう。私が少数派なのだ。
そうか、きっと皆は自転車から降りてしまうと死んでしまう特殊な病気なのだ。警察がきても「病気です」と言えば大丈夫なのだろう。
話がだいぶ脱線してしまったので、元に戻すとする。
「ルールを守る」を最初に出した石破総理は、小学校では笑われてしまう存在なのだろう。当時のクラスの人とかは、60歳を過ぎたいい大人がそんな小学校低学年の目標みたいなこと言うなと大笑いに違いない。
人間とは我儘で自分中心である。そのことが分からない人が多すぎるのが現状だ。
ルールを守る。
そんな小学生低学年レベルのことを、目標にするのは私とこの国の政治家だけなのだろう。他の皆さんは、小学校低学年でそれを卒業しているのだから。
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