特別展「はにわ」内覧会レビュー
明日16日から始まる東京国立博物館特別展「はにわ」内覧会を取材してきました。トーハクでのハニワ展は50年ぶりということでかなり力の入った展示。数ではなく質で勝負の展示で一つ一つがすごい。
まずは挂甲の武人5体。国宝であるトーハクの所蔵する挂甲の武人と同等の優品、かつ同じ工房、同じ工人の作ではとも考えられるほど似ているこの5体が揃うのははじめて。気分はゴレンジャーの展示。なんとシアトルから約60年ぶりに帰国した挂甲の武人はにわも!これは今回を逃したらほとんど見る機会はないだろう。
実際武人はにわはどんな色だったのかを復元したものも必見。ほんまかいなと思わず二度見するカラーリングだけど蛍光X線など詳細な研究が導いた色彩。おお、白かったのか武人…
個人的にすげえいいなと思ったのはこの馬のはにわ。カッコいい造形にタテガミがすごい。2枚目は旗を立ててる!
他にもかわいいはにわや不思議なはにわ、ふざけてるようにしか見えないはにわなどなどはにわファン垂涎の資料が並ぶ。ちなみに50年ぶりのはにわ展、挂甲の武人国宝指定50年、資料を借りた館も50箇所となぜか50にこだわった展示でした。
はにわ展のグッズ販売も楽しい。みずらカチューシャはもちろん挂甲の武人埴輪ルームウェアやフェス感のあるHANIWAタオル。あと軍手の指がヤバい。
すみっこぐらしコラボグッズもあった…
展示は12月8日まで、ぜひ東京国立近代美術館で開催中の「ハニワと土偶の近代」展と合わせて見るのがおすすめです。