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自分の本質とは無関係
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モデルが間違えて本来履くはずの靴とは別の靴でショーに出てしまった時、
それに気付いたイヴ・サンローランが血相変えて
「君、その靴で出たの?」 と聞くと
「Oui」 (ウィ)はい
と答えたので
これで倒れてしまったんだよね。あまりの美しくなさに。笑
美しいものに惹かれるのは、本能的なものでもあるが、本人がそもそも神経質ゆえに
何が合うとか合わないかが強烈にわかるんだと思う。体調にも影響する程に。
変な組み合わせでもなーんにも気にしない人もいれば、少しでも合わない部分があると、それが全体の調和を崩して台無しになったように感じる人もいる。
イヴは研ぎ澄まされた細いセンサーがバキバキな人なので人より多くの敏感な神経がむき出しのままで生きていた。
悪いものを見るとそれこそ倒れてしまうほど気持ちが悪くなって我慢がならないが、その代わり、良いものから得る癒しや感動も大きかったはず...
それでも彼は21歳でDiorを任されてからずっと重責のなかにいて、
プレッシャーにも苛まれながら仕事をしており完璧主義で晩年は酒とドラッグと鬱で酷い有様だった様子。
イヴのことを尊敬してるけど、それは私が美に一番の価値を置いてるからかもしれない。美しいものを見て惚けてる時が最高に幸せだしそれ以外はどうでもいい。あくまで私個人の好みでいえばだけど興味のないスポーツとかの才能がある人にはなにも思うことがない(自分が重要視していないから)
あースポーツね...はいはいって感じで
(大谷選手はもちろん凄いとは思いますよ)
当たり前だけど私が好きなものを他の人も好きとは限らないし、他の人が好きだからといって、
私も好きになるとは限らないから
好き嫌いって言われてる側じゃなくて
"言ってる側の価値観と好みの問題"でしかない。
他人の評価で上下するのは市場価値であって、本質とは関係がない。本当になにかを創造する人はそんなくだらないものには振り回されず普遍的でたしかな美を創造するべきだと思ってる。
だから他人に好かれようが嫌われようが、そんなのは相手の問題だよなと思って終わり。
他人と好みが違っても、素晴らしいと思うものが違っても、私は自分の感性を信じる。
だってこの世でただひとり、自分だけは自分のこと信じてあげなかったら誰が信じてくれるんだろう?自分のこと知ってるのは自分だけ。
他人は私を外から見て、その一部を切り取ってみただけで全体としては何も知らないわけで、そんな他人がいってることなんて
「私のこと知らない時点でなんの話ですか」状態なわけで。
自信を持てるかどうか決めてるのは、他でもない自分自身である。
何をやるにも自分がまずできると思い込まないとはじめようがないしな。
そういえば、文ストの芥川の台詞で
「貴様を苦しめる過去の言葉と貴様は、
本質的に無関係」
ってのがあったけど、まさにこれ。笑
なんかすーっと心のモヤが晴れたんだよね。
的確な言葉ってこういう効果あるからすごい。
一瞬で気分を良くしてくれる、ミントタブレットと同じ。
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