212:文学 ヘンリー・ジェイムズ
火曜日は文学を学びます🎵
ヘンリー・ジェイムズ(1843~1916)
ニューヨークで学者の家に生まれた
父は著名な理論家・神学者で
兄はのちに有名な哲学者となるウイリアムだ
ジェイムズは子ども時代に
ロンドン・パリ・ジュネーヴを転々としたのち
一家はロードアイランド州ニューポートに居を定めた
ジェイムズはハーヴァード・ロー・スクール在学中に
物語や書評を執筆しやがて著述業に専念するようになった
20代~30代は作家修行になると思い
ヨーロッパ各地を広く旅行し続けた
ジェイムズの最初の主要な小説『アメリカ人』(1877年)は
彼のその後の作品にもみられる
がさつだが純朴な新世界と
上品だが退廃的な旧世界の衝突を描いている
ジェイムズの作品
『アメリカ人』
成金となったアメリカ人実業家が
フランスの陰湿で傲慢な貴族社会に入り最後には破滅する話
『デイジー・ミラー』(1879年)
若くてわがままなアメリカ人女性が
外国で上流社会のしきたりを無視して振る舞うが
結局は悲劇的な結末を迎える
『ある婦人の肖像』(1881年)
アメリカ生まれの女性相続人が
ヨーロッパで財産を狙う者たちの餌食になるという話
才能とこだわり
ジェイムズは国籍が違う人々の習性を鋭く見抜く目と
散文家として優れた才能を持っていた
とりわけ『大使たち』(『使者たち』)(1903年)など
後期の小説で顕著に表れている
ジェイムズの作品はどれも細部への描写に強いこだわりがみられ
登場人物の心理的な動機と人間関係の力学に特別な注意を払われている
その小説は19世紀の写実主義的伝統にしっかり収まっているが
20世紀に生まれた心理小説の初期の先駆者とみなされている
おわりに
ヘンリー・ジェイムズは幼少期から国と国を行き来して
風土や歴史、文化などの違いを体験したことにより
2つの世界を対比したような考えを持てたのかと思います
世界には様々な人種、慣習、宗教、文化などがあるので
一方面だけでなく多方面から物事を観察できるようになりたいなと思いました
今日はここまで
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