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241:視覚芸術 メアリー・カサット

水曜日は芸術を学びます😃

メアリー・カサット(1844~1926)

フランスの印象派展に出展したアメリカ人画家で

女性と子どもを描いた作品と

アメリカに印象派を紹介したことで有名

ピッツバーグ市の一部であるアレゲーニーの裕福な家庭生まれ

幼少期の数年をドイツで過ごし

16歳からペンシルベニア美術アカデミーで絵の勉強を始めた

1866年 ヨーロッパに渡った

イタリアにしばらく居たのちパリに移住した

1878年まで彼女はパリの室内を背景にした女性を中心に描き

アメリカで発表しフランスではサロンに出品した


作風遍歴

エドガー・ドガとギュスターヴ・クールベの

斬新な作品に衝撃を受け作風を変えていった

以来1879年~1886年までは印象派展に出品し続けた

1886年以降はデッサンに重きをおくようになった

浮世絵にも触発され1890年代は

18枚の多色刷り連作版画を制作した

有名な作品である『湯浴み』(1892年)は

東洋の抽象的な線描に西洋のテーマを組み合わせた

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彼女の才能が良く表れた作品だ

アメリカでの活動

カサットは生涯を通じて女性の権利向上に貢献した

1892年には翌年に開催されるシカゴ万国博覧会の女性館の

近代の女性を描いた壁画を依頼され制作した

1915年には女性参政権に対する人々の関心を高めるため

ニューヨークの画廊で開催された展覧会に18作品を出展した

またカサットは印象派がアメリカに受け入れられるように

裕福な後援者に画家仲間の作品を買ってくれるよう説得し

購入作品を選ぶ際は助言したようだ

さらに美術収集家ハヴマイヤー夫妻の

個人コンサルタントとして働き

夫妻が集めた印象派の巨匠たちの作品は

現在ニューヨーク市のメトロポリタン美術館に展示されている


おわりに

芸術家として成功したカサットはパリ郊外に邸宅を購入し

後年は母子をテーマに描き続けたそうだ

はじめて知った画家だったが

自身の作品はもちろんフランス印象派の発展と

アメリカで女性の権利向上に貢献した

2つの国で活躍した素敵な女性と学びました🤔

今日はここまで!

最後までお読み頂きありがとうございます🎵

今日もこちらから学びました


スキ頂けるとうれしいです♥️




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