【仕事術Vol.2】経験者に弟子入りする。
こんばんは。皆さん、本日もお疲れさまでした。
経験のない仕事を進める方法を紹介するシリーズ。前回は、大枠を掴みとることの大切さについて書きました。
じゃあ、大枠を掴むって具体的にどうやるの?という疑問に対する答えが、今回の記事となります。
タイトルは、「経験者に弟子入りする。」と書きました。
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マニュアルの盲点
仕事の大枠を掴むときに手元にあった方がいいもの。それは「マニュアル」です。
社内の様々な人が経験したことのある仕事であれば、マニュアルが社内情報の中に残っていることがあります。特に私のいる金融業界では、全ての業務にマニュアルがあります。そのマニュアルに書いていることから一歩でも足を踏み外せば、チームの業績に大きく関わる減点を食らうことさえあるのですから、決して侮れません。
あなたが未経験の仕事を任されたとしても、マニュアルさえ探し当てることができれば、必ずゴールに辿りつくことができます。
しかし仕事というものには、マニュアルが見落としてしまっているある重要な要素があります。
それは、「各タスクにかかるコスト」です。
このコストとは、所要時間や巻き込むべき人の数、もしくはシンプルに「大変さ」という感覚的なものまでも含みます。
マニュアルは客観的な方法論しか述べません。マニュアルが重視すべきなのは汎用性ですから、これは当たり前のことでしょう。ただ、数あるあなたの仕事の中で、その未経験の仕事にどれだけの労力をかけられるか。あなたが本当に知りたいのは、ここなのではないでしょうか。
マニュアルを手に入れて満足していては、痛い目にあうことがあります。1つずつのタスクにどれだけの時間や労力がかかるのか。ここを把握してはじめて、「大枠を掴む」ことが出来たと言えるのです。
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経験者に聞きまくる
では、予想しうる時間や労力などは、何を参考にすれば知ることができるのでしょうか。
これはもう一つしかないと私は思っています。
それは、「経験者」です。
とにかくまずは、あなたが挑む仕事を経験したことのある人を探しましょう。上司や先輩とは限りません。同期や後輩である可能性だってあります。
そして経験者を探し当てたら、聞きまくりましょう。
マニュアルに書いていることを聞いても意味がありません。
この仕事のどこが一番大変か。
それはどう大変か。
その大変さをケアするにはどんな準備をすべきか。
どんな人と繋がればより効率的に事が運ぶか。 etc..
いろんな質問をしましょう。
感覚としては、ただ聞くのではなく、弟子入りするというくらいの意気込みでいると良いと思います。
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以上、仕事の大枠を掴む方法として、マニュアルには書いていない「時間や労力」の部分を経験者から聞きまくるというものをご紹介しました。
やっぱり生身の人間から直接聞き出した情報というのは、頭の中でイメージがしやすいものです。ゴルフのパターでは、打ち出したボールの軌道を事前にイメージすることはとても重要です。仕事も同じです。まずはイメージをしっかり描きましょう。もし取り掛かっている最中にイメージとずれが生じてきたら、再び経験者にタスクのイメージを確認し、軌道修正をしましょう。
本日もご覧いただきありがとうございました。
それでは最後に、本日の一曲。
次の記事はイメージの後のことを書きます。
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