映画「オーシャンズ8」感想

 雑誌「VOGUE(アメリカ版)」の編集長、アナ・ウィンター(プラダを着た悪魔のモデルと言われている)が関わっていることが分かり、これは見なければ! となったのでした。

 アナが主催するファッションの祭典「メットガラ」を、アナのセッティングで再現したそう。
 とにかく豪華で、色もデザインも様々なのに、不思議と統一感がある。
 ドレスと会場(メトロポリタンミュージアム)を見ているだけでうっとりした。

 アナ・ウィンター(本人)がテニスの試合を見ていて業務を疎かにする、という場面が出てきて、
「こ、これは間抜けなアナがいるパラレルワールド……!」
 とびっくりした。映画の役の上とはいえ、アナが隙を見せるなんて!!

 パンフのアナの紹介文がすごかった。
「冷徹さと気まぐれさで知られるファッション界の女帝」
 冷徹+気まぐれって恐ろし過ぎないか。

 主演の8人の女性それぞれが魅力的で、この人も、この人も好き、ってなるのだけど、一番好きなのはスリのコンスタンス(オークワフィナ)かな~
 東洋系で友達にもいそうな感じで、笑うと可愛い。
 彼女がトイレで活躍するシーンが良かった。

 シン・ゴジラの尾頭ヒロミ的存在のナインボール(リアーナ)は、お色直しの後が美し過ぎた。
 アミータ(ミンディ・カリング)もインドの王妃のよう。
 私が着たいのはローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)の服です。
 頑張れ、時代遅れのデザイナー!

 パンフにドレスの詳しい解説が載っているのも嬉しい。

 湿っぽいところのない楽しい娯楽作品で、こういう映画が増えると良いのに~
 泣かせようとする映画は見たくないんだよ……

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