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私の推したい会社はツバメノートさんです!

 私の推したい会社はツバメノートさんです! 好きなところは、ツバメノートを作って売ってくれるところです!

 文房具が好きな人ならば、それだけでもう笑顔でうなずき合って終了、なのだけれど、紙のノートなんて学校卒業してから一度も使ってない、という人もいると思うので、もうちょい説明します。

 ツバメノートはツバメノート株式会社さんが製造している渋い表紙のノートです。様々な厚さ・大きさのものがあって、おそらく最も親しまれているのはB5の大学ノート。私はこれを小説を書く時に使っています。

 プロダクトデザインというのは不思議なもので、ツバメノートの紙の色と罫線の色が絶妙なのです。まぶしくない白に、青と灰色の間くらいの薄い線。全然派手じゃない。むしろ地味。でも、というか、だからこそ、小説を書く喜びがじわじわ高まっていく。

 A5ノートも定期的に買っていて、こちらには日々やる作業を書き(洗濯、洗い物、買い物、等々)終わると赤ペンで丸を付けていく。不器用な人間なので、そうやって一日の予定を整理しないと生活できない。

 おそらく多くの人がツバメノートを使って自分の課題を解決しているはずで、ツバメノートさんはさりげなくすさまじい量の「社会課題解決」を行っているんじゃなかろうか。

 ツバメノートはもう生産されていない貴重な機械で罫線を印刷しているらしい。この機械が壊れたら、今と同じツバメノートは作れなくなってしまうのか、と悲しい気持ちになった。

 一冊数百円の工業製品でありながら、工芸品を前にした時のような、愛おしい感情で心がいっぱいになる。それがツバメノート。

 ツバメノートさんがいつまでも、ツバメノートを作り続けられますように!

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