旅の記録 【福井】みどりに囲まれた永平寺へ
永平寺は、1244年に道元禅師によって開かれた座禅修行の道場だそうです。
禅の世界をのぞいてみたかったので行ってきました。
福井駅からのアクセス方法は意外と少なくて、東口から永平寺ライナー(直通バス)に乗るのがいちばん分かりやすいです。
バスに揺られるうちに、景色にどんどん木々がふえていって本当に山奥にあるんだなと実感していました。
バス停に到着。バスを降りようとすると、なにやら乗客全員に券を配っている様子。
帰りのバスの整理券かなと思ったら、目の前のおそば屋さんの割引券でした。さすが観光地。商売上手。
お土産屋さんがある通りを進んでいきます。
まだ歩くの?と思ったあたりで、お寺らしき建物が見えてきました。
入り口まですぐ近くです。
受付を済ませ、館内でスリッパに履き替えて順路を進んでいきます。なんとなく前の人について行ったのですが、大人数でぞろぞろ歩いている感じが社会科見学の授業みたいだなと思いました。
傘松閣
順路を進んでいくと、まず「絵天井の間」という大きな広間に着きます。
天井の色彩画は230枚あるそう。
ここお寺だし、勝手に写真撮っていいのかな...とためらってしまい、シャッターチャンスを逃しました。(修行僧にカメラを向けなければ館内撮影OKだったようです)
お寺って修業する場だから質素なイメージがあるけど、この絵天井はカラフルで美術館にいるようでした。
その後は、いちばん奥の法堂を目指して順路をたどります。
歩いていて感じたのは、とにかく階段の多いこと!運動不足だと息が上がりそうなくらいでした。
そして、階段や廊下のすみずみまできれいに掃除がゆき届いていることです。これだけ多くの見学者が歩いているのに。
本当にこの場所で日々修業に励んでいる人たちがいるのだなと頭が下がる思いでした。
もうひとつ、ずっと階段を上っていて気になったのは、冬に暖房器具を置く場所がなさそうなことです。真冬にお参りに行ったら、かなり寒そう。
頂上の法堂まで行ってお参りをしました。
参拝者が手を合わせるタイミングでお坊さんが鐘をついてくださいます。
心が落ち着く音です。
帰りは下りなので楽です。
山門からの眺め
みどりに囲まれた景色に癒されました。
もう少し秋が深まったら紅葉を味わえそう。
ほかには、私の背丈よりはるかに大きそうな
すりこぎ棒が飾られていました。
なにをそんなに擦るの?と不思議に思いました。
今回は1時間半ほどしか滞在できず、ひと通り見学するだけで時間いっぱいでした。
なので、自分が今お寺のどこを歩いていて、何を見ているのかをよく分からないまま歩いていたことに後から気づきました。
あと、座禅をやってみたいなとずっと前から思っていて。
永平寺では、予約なしで座禅体験に参加することができます。(所要時間およそ50分)
今回は時間がなくてあきらめたけど、座禅体験やお寺をじっくり見てまわるために、また訪れたいです。
越前そばも食べたい!
正直、北陸新幹線が延伸するまでは福井=恐竜のイメージしかなくて。
そんなに恐竜に興味ないし、と思っていました。
でも、個性的な書店や紫式部ゆかりの地など、実は行きたい場所があふれていました。
またひとつ、知らなかった景色に出会えて楽しい旅でした!
ほかの福井の旅日記はこちら
また次の記事でお会いできますように♪