表現再考:処暑、8月22日
今日から二十四節気は、処暑になります。本朝の処暑の七十二候は、綿柎開(わたのはなしべひらく)、天地始粛(てんちはじめてさむし)、禾乃登(こくものすなわちみのる)となります。
意味で並べ直せば、綿を包む萼(がく)が開き、ようやく暑さが鎮まり、稲が実るとなっていくのです。
初候は、中国の宣明暦由来のものでは、初候は、鷹乃祭鳥、鷹が捕らえた鳥を並べて食べるで、小暑の末候の鷹乃学習、鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えたその鷹が自ら獲物を狩っているというふうにも思えます。
本家の七十二候の方が雄大で、物語性に富んでいるように思えますね。