表現再考:大雪、12月7日
二十四節気もついに大雪、これが終われば、冬至です。当時は冬の月の真ん中の十一月(旧暦)に訪れます。
七十二候は、本朝では閉塞成冬(そらさむくふゆとなる) 天地の気が塞がって冬となる、熊蟄穴(くまあなにこもる) 熊が冬眠のために穴に隠れる、鱖魚群(さけのうおむらがる) 鮭が群がり川を上ると、陽の気が閉ざされる動物たちの冬の姿が表されています。
閉塞成冬は、宣明暦の小雪の末候が使われていますが、重く立ち込めてくる陰の力の強まりを伝えてくれます。
宣明暦の七十二候は、鶡鴠不鳴 ミミキジが鳴かなくなる、虎始交 虎が交尾を始める、茘挺出 ネジアヤメが芽を出し始めるで、日本にいな虎が、熊でなく表されています。
ミミキジというのは中国に分布しているキジですが、頬から後方に向けて白い羽毛が生えていて、ゲッターロボのような容貌みたいです。