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表現再考:東風解凍

 立春になりましたが、初候は、東風解凍です。

 暦の上では、春とはいえ、まだ、寒気はおさまらない時期です。太陰太陽暦では、太陽の動きを反映しているのが二十四節気で、太陽黄経が315度のときが、立春となってます(ちなみに冬至は270度、春分は、0度です)。

 寒い中でも、春の訪れを感じるそんな風情を東風解凍はよく表していると思います。

 菅原道真の「東風吹かば匂いおこせよ梅の花」が有名ですが、東風は、春に吹き始める風ですが、太陽ののぼる方から吹く風として、ひにむかうほうからの風(ち)、ひむかち、こちになったという説があります。
 東風、春、梅の花、寒さが、日々、緩みはじめます。



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