表現再考:旧暦十一月一日、12月1日
今日から旧暦の十一月が始まります。この月は、一般的には霜月というのが十月が神様が出雲に行く神無月だったので、神様たちが帰ってくる神帰月とか神来月とかも呼ばれます。
神様が帰ってくるので神楽が催されることも多く神楽月ともいわれたりもします。
また、作物の収穫が終わっていて、新嘗祭もあるので、食べ物に感謝する食物月(おしものづき)ともいわれます。
現代では、数に合わせて物事を並べるのですが、その月毎のあり方を表す異名といわれるこれらの呼び名の方がどこか、感覚に馴染むように思います。
場所によっては今日から神楽が開かれるようですが、一日の新月が、神楽とともの一日一日と輝きを表してくるのは、どこか神様の帰還を思わせるのかもしれません。