「空売り」やってみた!
こんにちは!
今日のnoteも、マガジン「#私の株式投資」のネタを書いていきます。
今年の4月から本格的な株式投資を始めてはや2ヶ月半になりました。いやぁ〜ほんと学びが多くてびっくりします!ここのところの日本株の高騰もあって、ほんといい環境で投資がスタートでき、ラッキーだったなぁってつくづく感じる今日この頃です。
そうは言ってもずっと勝ち続けている訳ではないのです。増えることも経験した一方で、損をした経験も着実に積み重なってきています。
今のところの現実損益はこんな感じ👇
最初の頃に得た収益分は、完全に勉強代に変わっていますね。そうは言っても、株の超初心者にしてはまずまずの成績ではないでしょうか?😎
実際に、ある1つの痛い経験がとてもいい気づきになったので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。
今は高くて株式投資が始められない!と思われる方の何か一助になれれば幸いです。
ある株の暴落経験
ある株とは、タマホームです。株を物色していたらとあるYouTubeチャンネルで紹介されていたのがこの株。増収増益に加え高配当、株価も年初来継続的上がってきており、これは良いかも!と思って買ったのが、4月27日。約定価格は3,680円でした。後から振り返ってみても、絶妙なタイミングで買ってるなぁって思います。
株価は、その後日々順調に上昇し、5月29日には終値で4,120円まで上昇しました。本当なら、この時点でプラスが約5万円ほど出ていたんですね。
ですが、翌日の5月30日、私は株を始めてから初の大幅下落を経験したのです。結果は以下の通り。
なんと1日でここ1ヶ月で積み上げてきた上昇額を割り込んでしまったのです。もう笑うしかありませんでしたよ、この時はw
えっ!?なんでこんなに落ちるの??今まで調子良かったじゃん!ってなった訳です。
ググれば何でも出てきます。下落の理由はすぐに出てきました。そう、この日が、配当の権利落日(配当を受け取れる人が確定した日の翌日)だったのです。まさにジェットコースター・ロマンスです。
始めての経験だった私は何もできませんでした。ただただ呆然とこの光景を見ていたのです。翌日、そしてまた翌日と、どんどん株価は下降していきました。全体の株式相場は上がっていましたので、総合的な傷は少なかったですが、それでも、「これ、どうしたもんかな?」って思い、さすがに数日後に手放すことにしたんですよね。
高配当株だったのでずっと保有したかった。だけどこういったこともある日突然起きる。じゃあこういった事態に備え、またはこういった事態が生じた時に、自分に何ができたのか?と考え辿り着いたのが、俗に言う「空売り」という手法だったんです。
空売りとは?
空売りとは、他人から株を借り、それを一旦売却し、後から買い戻しを行なって利益を得る手法を言います。(ちなみに、誰でもできる訳ではなく、証券口座があっても別途申し込みが必要となるケースがほとんどかと思います。)
やったことのない人からすれば、えっ?!どういうこと??って感じですよね?
私なりにまとめてみましたので、以下をご覧ください。
もう一度、今回の前提をまとめます。
株を今持っている。
今後どこかで下落する予測がついている。
でも、株は手放したくない。
例えて言えば、今向かってきている台風から、私の大事な家を守りたい!って感じでしょうか?
こんな時にどうするのか?上の前提を言い換えるなら、次のような感じかと思います。
株は保有し続けたい。
でも、今まで得た利益は失いたくない。
こんな時に力を発揮するのが、「空売り」なんですね。表にしてみたのでこちらをご覧ください!
この事例では、株価が2,000円から2,500円に上昇し、その後2,000円に逆戻りした場合の状況を想定しています。
ここで注目すべきは、「実際の株式保有数」が全く変わっていないというところです。それにも関わらず、6月30日の時点では、実利益が50,000円出ています。どういうことかというと、株価が下がっている間は、空売りにより含み益が減少した分を空売りした-100株が補ってくれており、買い戻した際に、それが償還されることになるからです。
実際には、これに株を借りている間の手数料を取られますので、単純に50,000円利益が出る訳ではないのですが、イメージとしてはこんな感じです。要は、下落が読めている、あるいは今後しばらく下がりそうだなと思ったら、株を手放さずとも、取れる手段があるということなんですね。
この失敗からの学びが先週威力を発揮しました。どこでか?
そう、エーザイです。
ありがたいことに、だいぶタマホームの時の借りをきっちりと返させてもらいましたw
遠くの未来、近くの未来を予想し、賢くお金を使う
こんな感じで、日々学べることは多いです。
知っていることから導き出せる近くの未来、遠くの未来。
タマホームの株は、権利落日のことさえ知っていれば、リスクは回避できた訳ですし、反対にエーザイの株は、将来的には期待されているが、一旦は加熱ぎみの人気にひと段落がつくであろう、ということが予想できたのだと思います。
そうなれば、何をどう行動すれば良いかが見えてきます。
「あ、今は現物買だな」とか、「そろそろ空売り時だな」とか。仮に気づくのが遅かったとしても、そこから行動すればいいのです。
過去は変えられない、変えられるのは未来だけ。
人生においても同じことが言えますが、投資の世界においてこれに尽きます。「得した」「損した」ではなく、冷静に考えて今どうするべきなのか?目の前の波に踊らされず、過去のこうした学びの経験をもとに判断を繰り返していけば、自ずと道は開けていくのだろうなと思いました。
ちなみにエーザイ株ですが、空売り分に加え、現物株も一旦リリースしたのは、今回の乱高下を踏まえて、目先の利益よりも、着実に成長するであろう株価を追いかけていこうと思ったからです。今後は、単元未満株で1株ずつ地道に積み立てていきたいと思います。
- 株式投資 -
これほどコスパの良い経済とお金の勉強はありません。これからも私は、こんな失敗と成功を繰り返しながら、着実に"経済的自由への道"を歩いていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!