見出し画像

毎日の振り返りを習慣化する | 「1行書くだけ日記」 実践編

日記_。

この響きを聞いて嫌悪感を抱くのは私だけではないかもしれない。私にとって「日記」と聞いて思い起こされるのは、小学生の時に夏休みの宿題で出された「絵日記」だ。夏休みの思い出を絵と文章で表現していくアレ。「絵を描く」x「文章を書く」=「嫌いなこと」x「嫌いなこと」の組み合わせに、とにかくモチベーションが全く上がらなかったことを記憶している。

とにかく絵も文章も他人に見せられたものではない。学校の担任が見たら、どれだけ校正されるだろうか。そんな恐怖感情を持って以来、私の中には「日記」というものに対する言わば一種のアレルギーがあった。

そんな私が、なんと驚くことに今日記に挑戦している。
理由は、先日のnoteでも記載した「人生を変えるモーニングメソッド」に続き、「1行書くだけ日記」を読んだからだ。

日記アレルギーの私が、なぜ日記本を買ったのか?

一言でいうなら、伊藤羊一さんのファンなのだ。私は、数年前「1分で話せ」で伊藤さんのことを知った。当時この本を読んで感銘を受け、同僚にも「ぜひ読んでみて!」と本を貸したことを記憶している。私の場合、本を何度も読み返す習慣がないため、内容は今や記憶の彼方に消え去ってしまったが、昨年読んだ「未来を創るプレゼン」でも熱い伊藤さんの熱い想いに心が動かされ、それ以来SNSでもフォローしているビジネスパーソンの一人となっている。

そんな伊藤羊一ファンの私でも、最初この「日記」というワードを最初に目にした瞬間、アレルギー反応を覚え、正直購入するかどうか迷った。例えるなら、「お気に入りのレストランが出す、苦手食材を使ったアレンジレシピ」と言った感じだろうか。

きっと美味いんだろうな。でも「日記」でしょ?僕に合うのか?

そんな心の声がした。感情を押し切って購入に至ったのは、「1行」というキーワード。「構えず手軽に」という意味もこめられたこの言葉に後押しされる形で、私はこの本を手に取ることにした。

著書「1行書くだけ日記」からの学び

日記がなぜ人生に大きな影響を与えるのかは、モーニングメソッドにも書かれていたが、この本の中でもそれと同じことが記載されていた。

日記を書き、読み返す習慣が、人の成長を決める

そう、単に日記をつけることが目的ではないのだ。一番大切なこと、それは日記を見て振り返ることなのだ。だから1行なのだ。だから自分に合った方法(私の場合、日記アプリ)でOKなのだと。

まずは備忘録のため要点をまとめておきたい。

【毎日の実践】
・その日(私の場合前日)の出来事(起こった事実)を書く。
・その出来事から学んだこと、感じたことを書く。

【毎週の実践】
・1週間の1行日記を読み返す。(小振り返り
So What? (そこから何が言えるの?)を考える。

【毎月の実践】
・1行日記を読み返す。(中振り返り
・So What? (そこから何が言えるの?)を考える。
Aha!(そうか!)と気づきを得る。

【半年〜1年の実践】
・1行日記を読み返す。(大振り返り
・So What? (そこから何が言えるの?)を考える。
・Aha!(そうか!)と気づきを得る。
成長を感じる

書き出して思ったことだが、この日記は「書く(アウトプット)」という行為よりも「振り返り(インプット)」の方に何倍もの意義があるということだ。だから、後で振り返った際に、脳内に場面が想起されやすいように、出来事(起きた事実)を書く。感じたことも合わせて書く。そして、短く書く。全ては後で振り返って気づきを得るためだ。

このように着眼点を変えたことで、日記に対するアレルギーが中和されていく感覚を覚えた。とにかくまずは気づきを得るために書く。文章なんて下手でいい。誰に見せるわけでもない。自分のために書く。これを習慣づけようと始めることにしたのだ。

「1行書くだけ日記」私の実践術

まずは方法を考えた。私の場合、紙の日記帳は合わないことは明らかだった。
・ 普段から手書きする習慣がない。
・ 紙類を増やしたくない。
・ 読み返すことを考えてもスマホが便利。
ということで、本の中でも紹介されていた「Day One」というアプリ上に書いていくことにした。

Day Oneの特徴は、全ての投稿がスクロールだけで見られる点だ。これなら振り返りもしやすい。

次に、記載するタイミングと頻度だ。
私は朝にこの日記を書くことにした。理由は私が完全に朝型の人間だからだ。夜、特にビールを飲んだ後は本当に使い物にならない私の脳みそ。こんなタイミングで振り返ってもまともな振り返りはできない。であれば、一層のこと朝にその時間を取ってみては?と思い、朝時間に組み込んでいる。1行なので、2〜3分で書ける。

頻度は、極力1日1つにしている。もちろん1日の中でいくつもの出来事や気づきがある。しかし、その中でも最も印象深かったものに絞ることで、自分の特徴が見えてくると思うのだ。何に自分は最も心動かされるのか?が知れるのだと思う。振り返る際にも数が多いと嫌になる可能性がある。その点でも1日1つがまずは続けやすいと思う。

次に振り返り。これはまだ試行錯誤中だ。書き始めた頃の日記(以下)を振り返ってもまだ法則性は掴めないが、なんとなく「カッとなりやすい自分」「経験から着想を得ようとする自分」「貢献・奉仕の精神を持つ自分」が見え隠れしているように感じる。続けることでデータが蓄積していくので、これからはもっと精度良く自己分析ができるようになるだろう。

中振り返り、大振り返りはこれから実践。まだ方法は考えていないが、伊藤さんが本で書かれていた「一人合宿」は妙案かもしれない。場所を変えて自分だけの時間で、ゆっくりと振り返る。妻とも相談だが、検討していきたい。

画像1

【おまけ】子供にも応用してみた!

この「1行書くだけ日記」を我が家の息子(5歳)にも実践させてみました!

息子は現在ひらがなの練習中。最初は、「あ」から〜「ん」までをノートに書くことをやっていた(報酬付き)のですが、だいぶ書くことに慣れてきたので、「じゃあ次は、毎日一番楽しかったことを書いてみようか!」と提案してみると意外にもあっさり承諾w これはいいぞと親側が味をしめ、「今日の楽しかったこと教えて!」と毎日encourageしつつ、かれこれ2〜3週間続いています!

驚くことに、子供も習慣化してくると自らやろうとするのです!

昨日は日中外を歩き回り、帰宅も遅めで疲れていたにも関わらず、本人自ら「今日まだ楽しかったこと書いてないから書かないと。」と言って寝る前の眠い時間に書いていました。

いやぁ〜恐ろしき習慣化。まぁその裏には「報酬が欲しい」というこちらもある意味習慣化された"欲"があるからなんですがね... ^^;)

画像2

画像3

◆◇◆◇

最後までお読みいただきありがとうございました!
実践編第二弾(振り返りの方法)を公開しました!こちらもよければご覧ください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?