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キャリアにまつわるエトセトラ | セレンディピティについて考える

こんにちは!今日のnoteはこんなテーマで書いてみたいと思います!

いつの間にやら秋も深まり気づけば11月ですね。あっという間に今年も残すところあと2ヶ月。月日の流れって本当に早いなと感じる今日この頃です。

特にここ1、2か月は、仕事でもいろんなプロジェクトが重なりバタバタ。プレッシャーのかかる場面も多かったのですが、なんとかこなすことができました。そして先月末の10月31日、ようやく一区切りつくイベントが終わったんです。

思い返せばこの会社へ入社以来、私の部門ではグローバル全体で新しいシステム(医薬品等の情報を集積するプラットフォーム)の導入に取り組んできました。ありがたいことに今回その経験を業界関係者の集まるフォーラムにてお話しさせていただく機会をいただきまして、久しぶりに社外でプレゼンテーションしてきました。

プレゼンが終わった後しみじみと感じたんです。「あぁ、これが自分がこの会社に転職して実現したいと思っていたことそのものだったな」と。

思い返せば2021年10月末。ちょうど3年前のある日、エージェントから届いた1件のメール。それが物語が始まるきっかけでした。

当時は、従業員1,500人ほどの企業で部下なしマネージャーとして働いていました。正直それはそれでとてもやりがいはあったし、かつ安定もしていた。しかしそこを飛び出て、200人ほどの小さな組織で、小さなチームをリードする立場として、グローバルと協業し新システムを導入する。あの時自分が選んだ挑戦が、ようやく日の目をみた。そんなふうに感じたんです。

キャリアって不思議なものです。3年前のあの日、もしエージェントさんからのメールをスルーしていたら当然こうはならなかった。まさにセレンディピティ(偶然の産物)によって実現された未来だったなと。

今日のnoteでは、そんなキャリアにまつわるエトセトラを、セレンディピティという観点から書いてみたいと思います。


"セレンディピティ"ってどんな感じ?


偶然の出会い、きっかけ。これって、キャリアジャーニーにおいて一際大事な瞬間なんだろうなって思うんです。そうは言ってもなかなか他人には説明し難いもの。そんなふうに感じていた矢先、昨日、このニュースを目にしたんです。

PIVOTヘビーリスナーの私としては、竹下さんのPIVOT退職は、ある意味衝撃的でショッキングな出来事ではあったのですが、内容を拝見して、自分にもどこか通ずるところを感じとても納得。セレンディピティとはまさにこういったシーンのことを言うんだろうなと感じました。

  • 別に今の仕事が嫌いなわけじゃない(いや、むしろ好き)

  • だけど心の中に"もっと◯◯な社会を実現したい"といった内なる想いがあった

  • それを叶える可能性のあるチャンスが目の前に突然転がってきた

  • だから"勝算"とか考えず、"自分の直感"を信じ、即座に動くことを決めた

竹下さんのように、当時の私もまさにこんな感じだったなと。

「もっとグローバルな仕事を行うことで日本のプレゼンスを高めたい。」「次の時代を担うであろう新しいシステムの導入に携わることで、変化の流れの最前線に立ち、社会にインパクトを与えられる存在になりたい。」そんな感情をずっと抱いていたというよりは、一件のセレンディピティによってある日急に思い起こされたというか、目覚めさせられたというか、そんな感覚でした。

セレンディピティに基づく転職の威力


これもあくまでも私の経験によるところですが、セレンディピティからの転職は結果として相当な威力を発揮します。

まず、今まで心の奥に眠っていた想いが急に開花したことによって、仕事のモチベーションが爆上がりすることになります。そして、次の組織における課題も明確。「この畑を耕す必要がある。」「ここに新たな灯台を築く必要がある。」それまで眠っていた脳の一部が一気に働き出すのを身をもって感じるようになるんです。

それだけではなく、今後のビジョンを示すこともまた明瞭です。

「我々はここを目指します。」
「具体的に◯◯となる未来をつくります。」

入社後はこれを宣言し、あとは着実に、その情熱に従って実行を繰り返していくのみ。私のここ3年間は、まさにこんな感じだったなと思いました。

そうは言ってもこの3年間、当然ながら色々と大変なことの連続でした。

プロジェクトが思うように進まない。メンバーが入れ替わる。苦手な夜間のグローバルミーティングにも出席したりもしましたし、提携企業との新しい契約のために、戦略的に価格交渉を行ったりしたこともありました。

人員確保、リソース再配分、既存タスクの精査と選別。チームをリードする立場として、多くの責任説明や判断・決定に携わる毎日でした。

しかし、どんなに辛い場面に遭遇しても、やっぱりセレンディピティがあると強いんです。気持ち的に踏みとどまれたんですね。

「もう嫌だ!」と思った時に、「じゃあなぜあの時、自分はこの道を選んだのか?」「この道の先にある未来を見たかったんじゃないのか?」って自分の中にいるもう一人の自分が気づかせてくれる。だからどんなにしんどい場面でも、仕事が立て込んでいてどうしようもない時でも、「自分ならきっとできる」と自身を信じ続けられた気がしました。

セレンディピティに出会うたった1つの方法


それは常にオープンマインドでいることだと思います。知らない人と出会ったり、知らないことに興味を示したり。

私自身、初対面の人と話すのは苦手だったり、自分が興味の持てないものに自分の関心を向けることも不得意だったりします。でも、行動が苦手なことと、苦手だとしても意識だけでも向けることはまた別問題です。

会話は苦手であっても、新しい人に出会う行動を時折見せたり、本当はあまり関心の持てない話題だとしても、少しだけ耳を傾けて相槌しながら相手の話を聞いてみたり。

こういった何気ないnoteでの自己開示も、面倒臭いと思いつつもやり続けることが、セレンディピティを引き寄せるきっかけにつながるんじゃないかな?って思っています。

ありがたいことにこの3年間、私は相当な数の他ではできない経験をセレンディピティで出会った現在所属する企業で積ませていただけました。LinkedInの経歴欄はしばらく更新できていないですが、この3年間を振り返ると記載できる出来事がいくつも思い浮かびます。こうして人はキャリアを築き、ひいては自分らしい人生を歩んでいくんだろうなと。

年末も近づきそろそろお部屋も整理をするタイミング。私もひとまず年内の仕事が落ち着いたら、ここまでの入社以来の経験を振り返り、自分のキャリア本棚を整理整頓していこうと思います。次なるセレンディピティとの出会いを夢みて✨

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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