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未婚で子ども産んで、認知届提出してきました(生後1か月、戸籍上パパができたよ!)


3組に1組は離婚する時代。

最近は「選択的シングルマザー」という生き方を選ぶ人もいるらしく、“シングルマザー”がマイノリティではなくなる時代も近そうだなあとか思ったり。


今これを読んでいる人、未婚で子どもを産んだ女性が周りにいますか?

私の周りにはいないけど、Twitterで未婚の母を探すと驚くほどたくさんいる。

「それだけ責任を取らない男がいる」と言ってしまえば簡単だけど、妊娠の責任は男性だけにあるものではないと私はずっと思っています。
(女性側が避妊してほしいのに彼がコンドームをつけてくれなかったなどの場合は、男が100%悪いよ。デートDVです)


デキちゃった婚(授かり婚)という言葉がありますが、私も去年の9月にデキちゃって、当時付き合っていた彼と結婚しようとしていました。

私は妊娠したくて妊娠したから予想外ではなかったけれど、彼にとっては「まさかほんとにできるとは」が大きかったと思う。排卵障害だってことも伝えてたし。
でも妊娠伝えた時は嬉しくて泣いたんだよ。彼のこと、かわいいひとだと今でも思っています。

彼はうちの母に結婚の挨拶をしに来たりもしたけど、結局籍は入れないことになって、私は先月ひとりで出産しました。


Twitterでママ友をつくるべく妊娠初期に“ママ垢”を作ったのだけど、そこで知り合った未婚シングルマザーの方たちは、相手の男性を憎んだり恐れている人がとても多い。
「捨てられた」と自分で言う人もいる。

たしかに結婚せずに子どもを産むことは一般的な方法では無いし、ひとり親家庭のことを「捨てられた母子」と見る人もいるのかもしれない。

大好きな作家、よしもとばななさんの言葉で

人は人に捨てられたりなんかしない
自分が自分を捨てることしかできないよ

という言葉があります。

元来「捨てられる」ことに対して非常に敏感だった私はこの言葉を17歳くらいのときに知ったにも関わらず、本当の意味で理解してうまくつかえるようになったのはここ1年くらいです。

恋愛関係において「捨てた」「捨てられた」論争は永遠に無くなることの無いテーマかもしれないけど、そもそもにんげんとにんげんのあいだで、誰も誰かを捨てることはできないし、捨てられることもないよ。

全部自分(もしくは自分たち)で選択することです。

相手から切り出された別れ話だとしても、それを受け入れるのは自分だから。
選んだことに自信を持って生きれば、「捨てられた」なんてみじめで救いようの無い気持ちを抱かずに生きられる。
たとえ他人から見て「捨てられた」という形容が似合う状況であっても、自分のことなのでみじめなほうへわざわざ向かっていく必要は無いよ。
自分の選択に自信を持って生きた方がいいに決まってる。

だから、付き合っていたひとにふられたり、会社をクビになったり、親が助けてくれなかったりしても「自分で選んでこうなったんだ」ってつよい気持ちで次に進みましょうね。
「捨てられた」なんて思っていたら、とっても死にたくなっちゃうはずだから。



まあ、そんなこんながありまして、ちょうど出産から1ヶ月経った6月17日の夜に娘の父親と半年ぶりに会って認知届を書いてもらいました。

娘は産まれて初めてパパに会って抱っこしてもらって、もちろんまだ世界のことなんてなにがなんだかわかっていないはずなのですが、これからちゃんと「自分はかわいそうじゃない」ことをわかる子に育てるよ。


今日認知届を役所に提出したので、彼は正式に娘の父親になって、娘は彼の子どもになりました。

家族にはいろんなかたちがあって、
一緒に暮らしているからこそ恨んだり憎んだりしてしまうことだってある。

半年ぶりに会った彼は付き合っていた頃と何も変わっていなくて、別れ際弁護士に相談するほど揉めたのはなんだったんだろうと思うくらい私も彼も自然だった。

私は彼と結婚しなくて本当によかったし、彼も私と結婚しなくて本当によかった。

距離があるからこそ仲よくしていられることのほうが多くて、近くなればなるほど誰とでもうまくいかなくなってしまうなあ。


人生っていつまで経っても修行だね。



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