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オディロン・ルドン

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ポーラ美術館で買ったポストカード。同じ作家とはとても思えない。作家はオディロン・ルドン(1840〜1916)

左は1900年(50歳)の作品で 右は1883年(43歳)の作品。当時の生理学や科学の問題意識であった“夢“や“意識“の世界に踏み込んだ作品が多く、50歳を過ぎてからあざやかな色彩を用いるようになったそう。

時代でいえばホワイトハウスに電話が設置され、西南戦争が終わり、ベルリン会議があった時代。美術史で言うと印象派(1870〜1880)が活躍した時代。

当時のアカデミーは古代ローマを手本にした歴史・神話など新古典派の絵が評価されていたが印象派はアカデミーのルールを無視し印象派展なども開いたようだ。

印象派の特徴

線や輪郭を描くのではなく自由に絵具を載せてかく/日光・色彩/短い断続的なストロークを並べる/灰色や暗い色は補色を使って混ぜる/主題と背景の境目が緩やか

当時やアーティストの手書き後が見えないようにされていたため邪道中の邪道だったのだろう。

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集めてみた。当時は化学合成顔料やカメラの登場もあり、写真にはない絵具の特性や色彩を生かしたタッチが生まれた。ジャポニズムの影響もある。

モネ・ルノアール・ピサロ・エドガードガ・ベルトモリゾ・ポールセザンヌ

などなど・・・。並べると美しい。たくさんの印象派の絵を見て、絶賛2ヶ月引きこもりの部屋の絵を印象派風に描きたいと思う。大人の自由研究。🍋

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