つれづれつづり/007

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    それぞれ、おのおの、つれづれにつづります。

最近の記事

大切なもの

大切なものは、身体と心

    • 将来の夢。

      第3弾。仕事について、身の丈に合わせて。 とはいえ未だ就職を果たしていない私。 それなら、まずは小さい頃の将来の夢でも話をしておきましょう。 小さい頃、私はパイロットになりたいと言っていました。 何よりも先に好きになった物は車と飛行機。 あの楽しい飛行機にいつまでも乗れるならと、パイロットになりたいと言っていました。 やがてお金という概念を手に入れて、お給料の存在を知り、海の向こうへ行きたいと思い、尚のこと取らぬ狸の皮算用で、特別になるんだと思っていました。 狭き枠と長

      • 人が怖くておりこうに、未練がましく。

        そうして綺麗な恋を手にした気がしていました。 随分とおりこうな恋を。 彼は私に、心理テストみたいな質問ばかりするねと。 彼は私に、わがままだから、人のせいにするからと。 彼は私に、あなたが良くても僕は嫌なのと。 伝えるチャンスを潰し、怒り、圧をかけてくると感じていました。 彼の素敵なところは私には無い物で、当分手に入らない物で、もしかしたら手の届かないところにあるのだと思います。 羨ましくて悔しくて、美しくて苦しい。 私も1人の人であり、若く苦しい学生で。 つい皮肉を言

        • 初心と共に。

          第二回目の恋愛観。 過去2人中2人目の恋人との話をしていこうと思います。身勝手な傷心中なので、私自身の気持ちの整理の意も込めて。 出会いは5ヶ月前。菖蒲の花を見に行った時。 1人、ジャズを聴いて帰るとマッチングアプリにメッセージが入っていました。 「こんにちは、ストーカーみたいで気が引けますが、さっきすれ違って気になったのでメッセージをしました。菖蒲はお一人で見に来られたんですか?」 家では落ち着けない私は、忙しい日々の合間を縫って、花や演奏を鑑賞することが楽しみだったの

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          一番古い。青くて甘い。

          恋愛観を3回に分けてということで、そうなるとやはり過去の恋を3分割に綴ることになりそうです。 ここのところ忙しくしていたこともあって、また私自身も日進月歩に変わっていくのでもう思い出せないことも多いのですが、書けるかなあ、面倒で可愛い文章。 まずは1回目。 経験豊富とはとても言えず、元彼と呼ばれる存在は2人しかいません。つまり1人目の話になるのですが、実はこの方 過去の記事(平成テーマの第4回) https://note.mu/2020220_007/n/n4da3e

          一番古い。青くて甘い。

          形にしきれないので下書きを。進んで入稿、11月なかば。

          少し、遅くなりました。 遅くなったので、他の皆さんの話を読んでから書けたのですが、意外と前向きな人が多いようで勝手に感心していました。 つまりは、後ろ向きな私が前に進むための話を綴るということです。ゲイとして。 前回に書いたように、自己課題の話。 と、その前に今の私。平成改め令和元年、5月の30日。 これまでに紆余曲折を経て天職と思えるものを見つけ、その資格を得るために専門学校に通わせていただいています。人そのもの、そして人の心に向き合う分野に足を踏み入れ、勉強が

          形にしきれないので下書きを。進んで入稿、11月なかば。

          前進(前身)

          平成後期。平成20〜30年を綴っていきます。 10歳から20歳になるまでなので、この期間が私の全てとも言える。私らしさを形作るのは、この期間の出来事がほとんどでしょう。 さて、数多ある出来事の中から、ゲイとして何を綴ろうか。 中学高校と特に恋人も居らず、特に華やかさも持ち合わせずに過ごしてきましたが、前に書いた通りゲイとして人と交わることはいっちょまえにしてきました。 いっちょまえとは言えども狭い田舎の中学生なんて知れていて、しょうもない初体験から消費するような出会

          私のルーツは何処に?

          平成中期、平成の10〜20年でどうだろうか。 生まれて小学生半ば。 小学生頃だろうか、初めて人を好きになったのは。 もちろん青春だとか言うにはまだまだ幼くて、どうして誰を好きになるのか、あの好意は友好的で憧れでもあったなと度々思うばかり。 初めての恋は小学校1年生。髪の長い女の子。 髪が長くて可愛いアクセサリーを付けている女の子に憧れを持っていたからだと思う。 男だとか女だとか分ける理由もわかっていない中ではもしかしたらあれこそが純粋な恋慕なのかもしれない。 しか

          私のルーツは何処に?

          両親とゲイ

          ちょいと遅刻。 平成初期、平成10年の前までだろうか。 相変わらず生まれていない私。 何を綴ろうか。 私を構成する大きなもので、そして語らずにはいられない両親。 逃げてきたけれど人生のほとんどを共に過ごし育ててもらった故に、否定したくても似てしまっている。お金や時間のルーズさ、感情の振れ方、そして甘く弱い私。 家族について別で語ったこともあるけれど、私は家族が苦手。去年はとうとう飛び出して、逃げて、遂には果てまで来てしまった。随分と愛しい果てである。私はここで故郷で

          思案

          平成元年、生まれる10年前。 思いを馳せてみる。 歴史や社会や情勢には疎いので表面的に。 西暦にすると1989年。80年代。感覚的には大昔。 ネットの普及はwin95の台頭からと聞いている。 それ以前のゲイの出会いといえば、数少ないゲイ雑誌の投書欄から手紙のやり取りをし、遠く離れた街まで行き待ち合わせをする。あの頃は会うだけで一大イベントという事で、その人の見た目がどうなんていうのはさほど重要ではなく、長い文通で培った関係性が恋そのものであったと聞いたことがある。 19