マイクとマスクのエトセトラ
ブライダル司会 加賀さららです。
披露宴司会の仕事をするようになり、16年が経ちました。
TVなどで多く報道されていた通り、今年は披露宴の延期・キャンセルがすごくて・・・
全国で17万件だとか。
そう、2020年春は、ブライダル司会者としては、これまで迎えたことのない特別な春でした。
そして、イロイロあって、もうホントにイロイロあって今、新しい披露宴様式が始まりつつあります。
その中で起きていること。
マスクをして司会をする、という事態です。
んなもんやったことないわ!!という司会者だらけでした。もちろん。
めっちゃ戸惑いました。私も、私の周りの司会者もみんな。
でも、マスクをせずに人に会えない世の中になった今、
口元に何も対策をしないまま人と接する仕事はできず。
じゃぁ、どのマスクと共存していくのか?というのが目下の関心ごとなのです。
ここで大事なのは、
・飛沫感染予防をしている、ということが目で見てわかる
・お客様から見て安心だと思っていただけるような見た目
・なおかつ声のパフォーマンスを下げない
という点に焦点を絞り、マスクそのものの感染防止力についてはいったん置いておきます。
毎週毎週、いろいろなマスクを試しながら、感じていることを記します。
①不織布マスク
よく使われている。一般的な白マスク。
これ、声がこもったようなカンジになるんですよね・・・
そして、息苦しくて、長時間使用していると、酸欠状態になる💦💦
(最近はそれにすら慣れてきた感があるけど)
ただ、喉が乾燥しない!というメリットはあります。水を飲む回数は減った。
②透明マスク
やはり表情が見えるのがいい!
息苦しさはない!
しかし・・・この透明の板で声がブロックされるので、
実は、とってもとっても聞き取りづらくなるんです!!!
びっくりするほどマイクに声が通らない!!
うまくスキマから声を出すようにしてたり・・・
なぜかこの角度だけ声が入る!という奇跡の角度があったりするので、それを探ったり。
みんな試行錯誤しながら使っています💦💦
③マイクシールド
口元にシールドがあるとダメなら、マイクを覆えばいいんじゃね?というモノ。
確かに、しゃべりやすい。
ただ、声がアクリル板に跳ね返ってくるので、なんていうか・・・お風呂の中でしゃべってる?みたいな声になっちゃう💦💦
音響さんがうまく調整してくれる現場ならいいけど、簡易的な設備しかない場合は、声の出し方に工夫が必要。
めっちゃマイクから離して話すとか。
⑤ウレタンマスク
声質という点では、これが一番いい気がする。
通気性もいい!!
もともと、コロナ禍以前からマイクカバーにウレタンは使用されていたので、それと同じ原理だと思っています。
というわけで、毎週末披露宴の現場に立つ身としては、
普段は透明マスクでうまーく声がマイクにのるようにコメントしつつ
絶対自分の言葉を聞かせたい!というここ一番では
こっそりウレタンマスクに付け替える、
という技で乗り切っています。
レースでできたオシャレなマスクとかも売り出されていますね!
あれはどうなのかなぁ・・・まだ試してない💦💦
ともあれ、何かで、マスクをしたままマイクを使って声を出さなきゃいけない!という事態になったときに、参考になれば嬉しいです。
ブライダル司会者 ナレーター 声優 講師 加賀さらら
好きな仕事で、私が笑顔になる。そして、周りを笑顔にできたら。
今日の私の笑顔のために
明日のあなたの笑顔のために