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【体験談】「気づかない動揺」の怖さを知りました。

こんにちは。最近学校以外の鉄道移動が多いShun-Hayabusaです。
今回は、前回投稿した『【超ハード】長野卒業旅行⑥』で起きたトラブルについて僕視点で語っていきたいと思います。

それでは、始めましょう。

何が起こったか…

一体何が起こったか、詳しくはRairyが書いてくれた下の記事を読んでください。

ただ、この時Rairyは現場にいなかったので、まず起きたことを詳しく書いていきます。

僕の記事で謎の擬音語か書いてあったと思います。
こちら。

これが全てを表しています。

このとき、列車の発車まであと3分くらい。
急いで乗らなければと急いでいました。
その時は、水筒がリュックの横から落ちました。
最初の『ガタッ!』がそれです。
その後、『ガタタッ!!と音がなりで特急とホームの隙間に水筒が入ってしまいます。
は!?やばいどうしよう…と思ったのも束の間、首から下げてあったカメラの紐が取れ、ホームに落ちます。
この時、『ガッシャーン!!』と音を立てました。
まだ終わりません。カメラが落ちた反動でレンズキャップが外れ、水筒が落ちたホームとは反対側のホームに落ちてしまいました。ちなみにこっちのホームには列車はいませんでした。

我を忘れることの怖さ

楽しい旅の最後の最後にこんなことが起こるなんて…絶望しました。
しかし、僕は自分のことを全部自分で解決しようとする癖があります。
水筒は列車が停まっているホームにあるから無理だけど、レンズキャップなら…
そう思い、線路に降りてすぐに上がれば大丈夫だろうと勝手に判断、線路に降りようとしました。

しかし流石にその行動は友人に止められます。
友人の全力な引き止めと線路に降りる勇気のない臆病な自分に助けられました。

この時、我を忘れる、そして冷静でいられなくなることの怖さを知りました。
普通やらないはずのことを、そしてやってはいけないことをやってしまいそうになる。これはとても怖いことです。
たまたま水筒とレンズキャップが線路に落ちる程度で済んだけど、もしこれが災害とかで動揺してる状態だったら、僕は死んでいたかもしれない。
冷静になることの大切さ、これはよく聞きましたが冷静になることがどれだけ大切か、それをここで身をもって経験しました。

発車時間残り2分前の松本駅ホーム

本来なら泣いてもおかしくなかったかもしれませんが、僕は泣いていませんでした。
いや、「泣く」を通り越していました。

今まで順調に旅を進めていて、所々で予定が狂わないよう皆を急がせたりしていたのにも関わらず、自ら狂わせてしまった。そして、全員に迷惑をかけてしまった…
そう思うと、自分が泣いているのは場違いなわけです。僕は泣くべき人物ではないのです。
それを本能的に思ったのか、涙は一切出てきませんでした。
ただ、ひたすら絶望し、ここからどうすればいいかわからずに数秒間呆然としていました。

それを打開したのは、友達でした。

「とりあえず駅員のところへ行こう」

それで松本駅の有人改札へ言って相談します。
この時はまだ冷静になっていません。そのため、おそらく駅員に対して早口で捲し立てたと思います。あの時の駅員さん、本当にすみませんでした。

そこで駅員がいうには、「時間がないのですぐ列車に乗っちゃってください。線路に落ちたものは着払いで送ることができます。車内で詳しく車掌が話を聞きます。」と言うことでした。
というわけで大急ぎでホームに降り、

「プシュー…」

ドアが閉まる、そして我に帰る

間に合いませんでした。そして何故かRairyだけホームにいました。
僕をずっと待ってくれていたようです。
そして、乗るはずだった特急が走りだします。
そんな特急の後ろ姿を見た時、スーッと冷静になりました。

もちろん、これは「後々思えばこの時こうだったな」っていうのを思い返して書いているので、その時に冷静になったと気づいているわけではありません。
しかし、この時を境に先ほどの動揺は無くなったってのははっきりとわかりました。

「どうせ電車行っちゃったし、落ちた物拾ってもらって帰るかあ」

そう思い、再びゆっくりと有人改札のところへ向かいます。
事情を説明した後、先ほど落ちたカメラを確認。

あっ…フラッシュが壊れてる…
カチッ。あれ?直った。

その時、笑いが込み上げました。そして笑いました。
さっきから悲劇ともいうべきことが立て続けに起き、カメラが壊れているかもしれないといった絶望の中で、ちょっとしたキズがあっただけで性能面が問題なかった。
不幸中の幸いが僕を笑いに誘ったのかもしれません。

また、この場にRairyがいたのも精神的支えになりました。
彼がいなかったら発車直後に冷静になっていなかったかもしれない。
なんだかんだで彼は優しいんですよ。
金の浪費癖がなければもっといいんだけどな…

さて、落ちた物を拾ってもらうときがやってきました。
水筒は、特急が発車したホームに落ちまたが、直後に特急が2本入ってくることが
わかったのでしばらく取れず。
反対側のホームに落ちたレンズキャプはすぐに拾ってもらえました。

特急が発車したしてから30分以上が経過。時刻は17時10分頃、遂に水筒を回収。
僕らが乗る特急は17時20分発あずさ50号千葉行きとなりました。

予定より50分オーバーですが、仕方ない。

そしてあずさに乗り、家に帰りました。


筆者からの一言

いかがでした?
今回は、前回の記事までで投稿していた卒業旅行で起きたことを起きた本人目線で語ってみました。
冷静になることの大切さ、これを身をもって経験しました。
今回は友人に多く助けられた旅でもありました。改めて感謝します。
とは言ってももう卒業旅行から二ヶ月以上経ってるけど…()
今回のことを再び起こさないように、水筒はカバンに必ず入れ、カメラの紐も取れそうになってないかこまめに確認しようと思いました。
では、失礼します。

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Shun-Hayabusa
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