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実務経験なしの私がPM DAOでUIUXを実践して、作りを学んでいる話

こんにちは、Gaudiyというファンコミュニティを創っているWeb3スタートアップでコミュニティ企画運営をしているイーピンです。

この記事では本業とは別に、私がなぜPM DAOに入ったか、どんな活動をしてきたかをシェアしたいと思います。

・ちょっとPM DAOに興味があるけど、「実際どんな関わり方があるの」、「どんな成長が得られるか」を知りたい方
・Value Discoveryの裏側のプロダクト作りを知りたい方
におすすめの内容となっております。

簡単にこの記事で登場するメンバーのみなさんを紹介します🙌
Hayakawaさん:PM DAO Founder、PM
Shotyさん:エクスペリエンス&プロンプト・デザイン
Hasegawaさん:ユーザー対応、UXリサーチ
Yiping(私):UIUX


そもそもPM DAOってなに?

PM DAOは「誰もがプロダクトを通して価値を届けられるように」をミッションとして掲げて、プロダクトマネジメントを勉強したい人が集まっているDAO組織です。
一番の特徴はPM DAOでは実際のプロダクトを、企画、提案、調査、開発、検証、リリース、運用を通した、実践的な学びの環境を提供しています。
みんなで手を動かして、実際のプロダクト作りを通して実践的な学びができることです。
この記事では私が関わっているAIでアイディアを仮説できるプロダクトーValue Discovery(以下VDと略します)について色々紹介したいと思います。

PM DAOやPM DAOで作っているプロダクトについて詳しく知りたい方はこちらのnotionをぜひ読んでください🙌

Value Discoveryの詳細はこちら👇

PM DAOに入ったきっかけ

私自身は普段ユーザー体験を考えたりしていることが多いこともあり、UIUXに興味を持っています。UIUXをもっと実践的な形で勉強できるところがないかなと思っていたところ、ちょうどメンバーを募集しているShotyさんのtwitterを見かけて、応募してみたことがきっかけでした。

Low-fi UIの作成

最初に3月上旬にアサインされたタスクはValue AssessorというプロダクトのUIのリニュアールでした。
Value Assessorは「プロダクトマネジメントやUXのフレームワークを使い、誰もが簡単に仮説検証を進めることができる支援ツール」です。今はValue Discoveryに集約されています。

Value AssessorとValue Discovery関係性はこちら👇

Value Assessor:ジョブ理論のフレームワークを使って、仮説を自分で言語化
Value Discovery:アイディアの仮説を自動生成

ユーザーリサーチからフレームワークがあったとしても、仮説の言語化が難しいことがわかったので、VDで生成された仮説をベースに、仮説を編集し言語化できないかというのは今回リニュアールの原点です。

今回のリニュアールの要件

・Value AssessorとValue Discoveryを接続する
・課金プランを作るために、仮説を管理できるようにする

ユーザーストーリーマップ

まずはユーザーストーリーマップを描いてみました。
各フェーズごとに利用者の「ゴール」「重要体験」「行動」「感情」「機能・要件」をリストアップしました。
重要なオブジェクトも合わせて整理しました。

ユーザーストーリーマップ

実際のUIのプロトタイプはこちら👇
こちらのUIにたどり着くまでHayakawaさんと色々議論を重ねていました。

またコンセプトテストを実施し、以下の仮説を明らかにする必要があると感じました。

・仮説を管理、共有、出力するニーズがあるか、どのくらいあるか
・実際画面を見せて、利用イメージが湧くかどうかを確認する

ユーザーインタビュー、コンセプトテスト

ちょうどその時VDのユーザーインタビュー実施が決まったので、Hasegawaさんと一緒にユーザーインタビューとコンセプトテストを実施することに。
ユーザーインタビューのパートはHasegawaさん主導で一緒に実施しました。

ユーザーインタビューで明らかにしたいこと


テーマ1:Value Discoveryがユーザーの課題を解決しているか
 現在、どのような利用の仕方をしているか
 どのような目的で使用しているか(何を期待しているか)
 VDが課題を解決していないとしたら何が足りていないのか
 熱狂的なファンは何に熱狂しているか
テーマ2:使用して得られた結果をどんなことに使いたいと思っているか(デモ含む)
 新規追加を検討しているプロジェクト管理・共有機能のニーズがあるか

テーマ3:プロジェクト管理・共有機能のコンセプトテスト
 1回生成された仮説を繰り返して編集、更新していきたいか
 (UIを見せながら)利用イメージ湧くか
 (UIを見せながら)使いたいと思うか?
 (プロジェクト管理・共有機能について)理想的な体験は何か?
 共有したい場合、「誰に(Who)」共有したいか?
 共有したい場合、「どんなときに(When)」共有したいと思うか?

ユーザーインタビュー分析

ユーザーインタビューを実施した後に、上位下位分析という分析手法で「ユーザー事象」「行為目標」で「ファクト」と「ファクトから何が言えるか」を整理しました。
今回は4名という母数が少ないことまたタイプがなんとなく少し違うので、1人1人上位下位分析を実施しました。

ユーザーインタビュー後の分析


ここからさらに、描けている理想なユーザーフローを整理しました。
各重要なユーザーフロー(ピンク付箋)において何が目的なのか(黄色付箋)も書き出しました。

理想なユーザーフロー

アンケート調査

このユーザーフローに対して、メンバーのみなさんと同期で議論する時間を設けて、ソリューションのブレストだったり、追加でアンケートを取った方がいい項目をリストアップしました。
特に「何のために使うか」、「どのタイミングに使うか」、VDの使い道をもっと解像度を上げたいので、追加でアンケート調査を実施することになりました。

アンケートを実施するに当たって、Hayakawaさんに事前waitlist登録時にとった2,000件ほどのアンケートをGPTで分析をかけていただき、具体的にどんな仮説を当てにいくかの参考にしました。

アンケートの質問項目を一部抜粋します。

今絶賛アンケート結果を分析してる最中です。また追って追記します。

ロゴ制作

最後に初めてロゴ制作をしてみたという話をします。
ロゴ制作の全貌はぜひこちらのnoteを読んでください👇

最初はShotyさんの生成AIによるコンセプトアートを元にHayakawaさんがロゴver.1を作っていただきました。

ver.1のロゴ

Shotyさんが書いたAIでロゴデザインをする話はこちらのnoteからご覧ください🙌

こちらのロゴをみた私がどうしてももうちょっとシンプルにできないか、別の案を模索することにw

前準備

まずpinterestで今web3やAI界隈トレンドのロゴをリサーチしました。

トレンドロゴをリサーチ

次にロゴデザインってどうやるんでしたっけ?ということで、こちらの本を買って、ざっと読みました。めっちゃ読みやすくて、おすすめです。

Band Personalityを考えてみる

ロゴ作りの第1歩としてBand Personalityを考えてみました。PM DAOを1人の人格に例えるなら、この人はどうありたいか、何が自分を表すキーワード(
Do)で、逆にちょっと違うなと思うワード(Don’t)は何か。

こうありたい:「プロダクト作り」を通して、メンバーがDAO的に共創し、成長する

Do:共創、成長、多様性、自立的分散(DAO)、テクノロジー

Don’t :ラボ感強すぎ、工業的、ポップすぎ

Figmaで形を作ってみる


次ははひたすらペンで案をラフに描いてみて、Figmaでラフ案を形にしてみました。
(本当はイラレの方がロゴ制作に向いていますが、あまり普段使っていないツールなので、今回はFigmaでやりました)

今回は頑張って黄金比とかを意識してみましたw。


実際の完成形はこちらです。


みなさんの投票によって、やっぱり「循環」のコンセプトをロゴに入れたいということで「メビウス輪」の形を取り入れて、かつロゴの再現性、拡張性を担保して、シンプルにしたこちらのロゴが最終版になりました。(Hayakawaさん、Shotyさん素敵なロゴデザインありがとうございます!)


正式版

あとがき

個人としてはこういう実践の場があることはとてもありがたいことです。実際本当に学びが多くて、考えさせらることが多かったです。
PM DAOに少しでも興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ気軽にDiscordを覗いてみてください🙌

Discordはこちら👇


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