【カフェ日記】ミレニアムのメンバーからお給料をもらいました
あけましておめでとうございます。ご存じの方もいると思いますが、軽く前置きを^^
私は現在9人の大学生とともに下北沢という場所でカフェを経営しています。カフェの名前はcafe.millennium(カフェミレニアム)といいます。
今回は、2022年のクリスマスに年で1番に嬉しかったことがあったので、そのお話しをさせていただきます♪
それは……メンバーからお給料をもらったこと!!!
「???????」となっている方がほとんどでしょう(笑)
ここから背景をお話しさせていただきます。
大学生スタッフが運営するcafe.millennium
前述のようにcafe.millenniumは私と9人の大学生メンバーで運営しています。普段、メンバーはそれぞれに「商品開発、マーケティング、デザイン」など自分の興味のある分野を担当してくれていて、私はメンバーのサポートをする形でカフェの経営をしています。もちろん私も学生なので、私も分からないことは一緒に勉強しています。
大学生スタッフからのイベント提案
メンバーの中には「将来カフェを経営してみたい!」という動機で入ってきてくれた子が何人かいるのですが、ある日そのうちの2人のトワちゃん(大学2年)アユミちゃん(大学3年)が
「クリスマスにキャンドルで空間をいっぱいにしたディナーをやりたい!」と提案をくれたのです。
2人は普段、メニュー開発やInstagramの運用を担当してくれていたのですが、中々売り上げ/お給料を管理する機会がなかったので、最高に良い経験になると思い、即OKをしました。
ディナーイベント開催までの道のり
イベント開催までに私が関わったのは、ほんの少し。イベント運営を継続するために必要な利益を加味した、売上目標の設計とそれに合わせたイベントの資金計画の立て方を教えたのみです。昨年の秋、渋谷のカフェで3人で勉強会をしました。
その後2人は何度もミーティングを重ね、資金計画から原価管理、メニュー開発、集客戦略などなど全てをやり切ってきました。
(とわちゃんの感想)
コース料理をお届けする。お店も暗くしてロウソクの灯りをともす。明るい室内でスイーツやドリンクを楽しんでいただく、普段のcafe.millenniumとはガラッと雰囲気を変えた内容にわくわくしていました。
しかし、普段と違ったかたちで営業するから、一から計画していかなければならない部分が沢山ありました。「あれがない、これもない」の連続でした。2人で頭を捻り、何度も話し合いをして、乗り越えていったのを覚えています。
驚きのディナーイベント当日
彼女達はほとんど全部2人で完成させてきただけじゃなく、そのクオリティがとんでもありませんでした…。
イベントのお写真がこちら!!泣
今回の企画をメインで行ったのは大学2年生のとわちゃん。
彼女は大学で栄養学を学んでおり、得意な料理を活かしてコース料理を1人で全て企画しました。でも、これ人生初のコース料理作り。クオリティの高さに私もテンション上がってしまいました(笑)
当日は私も少しお料理のお手伝いをさせていただきました。
仕込みで疲れているなか、一生懸命におもてなしする2人の姿とお手伝いする1人のスタッフの姿をみて、なんて幸せなクリスマス~~~とついつい笑みがこぼれました。
2人とカフェを運営する中で共に学んだ時間を思い返して、今年もお店を続けることができて本当に良かった…と感じた瞬間でした。
とわちゃんと出会ったのは約半年前。緊張しながらお店に入ってきたあの日から、たった6ヶ月でここまで成長したのかと思うと感慨深さがありました。
冒頭のお給料の話に戻りますが、メンバーが経営を学び「人にお給料を払う」という経験をしてくれたこと、人にお給料を払うことができるほど成長したことに私はとても感動をしました。
たった数時間のお手伝いで得たお給料。今までのどんなアルバイトで得たお給料よりも嬉しいものでした。
大学生の「学び場」なcafe.millennium
外から見ると一見普通のカフェ。そんなcafe.millenniumは、実は店づくりを通しながら学生が学び、失敗も沢山して、成長している場所です。
私はココを「みんなが自分を見つける場」だと思っています。良くも悪くもここには「選択の自由」があります。自分達が頭を捻れば様々な事柄に挑戦できます。一方で何もしなければ、当然何も生まれません。
そして、良くも悪くもここには「大人」がいません。学生だけが運営しているからこそ、大人からみた「当たり前」に気づかないこともあります。
しかし、自分達の脳みそを捻りにひねって仮説を立てる、やってみて、振り返るという経験は驚くほどの成長を私達に与えてくれます。
「一からお店をつくる」を経験した学生の私自身、これは身に染みて実感していることであり、普段メンバーと過ごす中で心から感じていることです。
そんな場所が沢山あったら、若者は「代替不可能なわたし」をもって、強く自分の道を切り拓いていけるんじゃないかなと思います。
まだ22歳になったばかりの小娘の小言ですが、そんな場所を本気で残したいと考えています。
沢山の方々のお力を借りることと思いますが、2023年もそんな私たちcafe.millenniumを温かく見守っていただければ幸いです🌼
新年1発目のnoteでした🌼最後まで、読んでくださりありがとうございます^^みなさまにとっても実りある、幸な1年となりますように。
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