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『本を守ろうとする猫の話』-チェコ版

ご紹介が遅くなりましたが、チェコ版が出ました〜

『本を守ろうとする猫の話』とは?

ベストセラー『神様のカルテ』シリーズ著者・夏川草介 先生が初めてシリーズ外で手がけられた長編ファンタジー。2017年刊行。

夏木林太郎は、一介の高校生である。
夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。

2022年に文庫化しました。

海外版もたくさん出ていて、そのうちのいくつかは私のイラストを使ってくださっています。
現時点では日本、韓国、台湾、中国、タイ、そしてチェコ。
ヨーロッパで採用していただくのはチェコが初めて。嬉しい〜


チェコ版

日本の単行本と比べると少し細身で、カバーの紙質が画用紙っぽい?
横文字なので日本とは逆の左開き。
カバーを外すとモノクロ。本体はしっかりとしたハードカバーです。
イラストの一部を切り取って、各章扉のカットとして使ったり。
日本版ではカバー下に使われていたパターン柄が、チェコ版では遊び紙に。
この柄が使われたのは日本版以外ではチェコだけ。
全体的に日本版より色は暗め。
スピン(しおり紐)は青。今まではあってもオレンジだったのでちょっと新鮮。


歴史や文化に特別詳しいわけではないけど、チェコが好きです。
チェコアニメや絵本など、独特の可愛さと不気味さがツボで。
プラハを観光したり、シュヴァンクマイエル監督のアトリエ前まで行ってみたり。新宿で開催されたチェコの人形劇を見に行ってみたり。憧れの地です。
ヨーロッパ圏で初めてイラストを使っていただいたのがチェコで、とても嬉しかったです。


装画メイキング漫画


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宮崎ひかり
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