誰も殺さなくていい、優しいRPG。
みなさんは、RPGというと、どんなゲームを想像しますか?
モンスターと戦い、モンスターを倒すことで経験値やお金を得て、主人公を強くしたり、戦いの為の武器を揃えたり…というのがオーソドックスでしょう。
ですが「UNDERTALE」というゲームは、表題のとおり、誰も殺さなくてもクリアできる、優しいRPGゲームです。
RPGの中で、唯一「にがす」、「戦わない」といった選択ができます。
先日、ようやく重い腰を上げて購入したこのゲーム。
とある実況者がやっているのを見て、ついにケツイしました。
少々ネタバレになりますので、未プレイの方はブラウザバックをお願いします。
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【いせきからモンスターの住む街へ。】
主人公は、「登ったものは二度と戻らない」と言われてる山を登り、穴から落っこちてしまいます。
運良く、お花がクッションになり一命をとりとめましたが、そこはモンスターの暮らす地底の世界でした。
はるか昔、ニンゲンとモンスターは共存していましたが、ある事件をきっかけに戦争になり、敗北したモンスターはニンゲンの手によって地底の世界に閉じ込められてしまいました。
主人公は、そのモンスターが暮らす地底の世界に落っこちてしまったわけです。
一本道を進むと、一輪の金色の花が陽気に話しかけてきます。
名前は、フラウィー。
優しくチュートリアルを教えてくれると思いきや…。
「この世は、ころすか、ころされるかだ。」
えぇ〜〜〜〜〜〜!?!?!?!
主人公即死やーーーん!!!!
そんな絶対絶命大ピンチの主人公のもとに、救世主が登場します。(あたりまえ)
一瞬にしてそのモンスターの魔法に消されたフラウィー。
助けてくれたのは、いせきの管理人であるトリエルというモンスターでした。
落ちてきた子供を保護しているというトリエル。
本来対立している立場なのに、なんと心優しきモンスターでしょう。
トリエルは主人公をいせきの中へ案内をし、ここで暮らすように言います。
やり進めていくと、あれ、思ったより簡単?ちょっとネタゲー?って感じで、ほのぼのとストーリーが進行していきます。
ですが、トリエルが暮らす家の中央には、地下に続く怪しげな階段があります。
そこに入るとトリエルが地下に来て、あっけなく連れ戻されます。
ですが、主人公は地上の世界に戻りたいのです。
話をそらそうとするトリエルに、しつこく「おうちにかえりたい」と伝えます。
それを聞いたトリエルは、いせきを出たいなら、「わたしをなっとくさせてごらんなさい」と主人公に試練を与えます。
「これはあなたをまもるため」
何人も子供が落ちてきて、地上に出たいと願う子を外に出すと、殺されてしまうことを見てきたトリエルの、切なる願いです。
この地底の世界の王であるアズゴアは、ニンゲンのタマシイを7つ集め、モンスターを地底に閉じ込めているバリアを壊したいと思っています。
だから、ニンゲンのタマシイが必要。
トリエルはそのことを嫌い、恐れています。
ですが、戦闘の意思を見せない主人公に、トリエルは折れてしまいます。
「いせきから出たら、二度とここへは戻らないこと」
トリエルと辛いお別れをし、モンスターの住む街に足を踏み入れるのでした。
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【こりゃ骨が折れること。】
道中、様々なモンスターに出会い、クスリと来るギミックが散りばめられていて、とても時間がかかりました。
だって、全部が全部面白いから。
細かいところまで見てまわると、時間がどんどん過ぎていきます。
ゲーム開始時にランダムに振り分けられる数値が、ちょうどランダムイベントが起こる数値だったらしく、イベントが起こったときは大興奮しました笑
どのキャラも愛嬌があり、愛着がどんどん湧いていきます。
モンスターと友達になるのって楽しい。
このゲームでは、「戦わなくても解決できる」ということを伝えたいのかな、と思いました。
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【次第に明らかになる黒幕】
中盤辺りから、不穏な空気になってきます。
実際に国王アズゴアと対峙しても、どうも残忍なモンスターには見えないのです。
「ニンゲンよ きみとであえてよかった」
ここではじめてこうげきをしなければなりませんでした。
絶対に誰も傷つけないと決めてはじめたUNDERTALE。
ですが、アズゴアを傷つけないことには、ストーリーが進行しないのです。
とても心が痛みましたが、アズゴアの体力をギリギリまで減らします。
すると、アズゴアがおもむろに話しはじめます。
「こんな たたかいは もうおわらせなけらば ならない」
和解の光が見えた、その時…。
ここで、かなりのどんでん返しをくらいました。
これまでにさまざまなホラーゲームをやってきましたが、かなり怖い分類に当てはまるほどの描写で、正直結構きました。笑
ボス戦を終え、予め2周めがあることを知っていたので、データがリセットされる前にPS4のトロフィーを回収しようと同じデータでゲームを再開したのですが…。
そうです。わたしはやっちまったわけです。
意図せず、そのまま2周目に突入してしまいました。
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【思わぬ形で2周め突入】
2周めに入るには、リセットしないといけないと思っていたので、正直焦りました💦
ここでも、物語の核心をつくようなシーンが多く、怖いシーンもありました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
このルートではラスボスが変更され、これもまた苦労しましたが、最終的にはハッピーエンドにたどり着けたので、やりきったぞーー!!という気持ちでいっぱいです。
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【それでも殺すことを選ぶと…。】
このゲームでは、モンスターを倒さなくてもクリアできます。
ですが、当然モンスターを倒して進めることもできるわけです。
こちらは彼が心を痛めながらやっていました。
「俺の世界には、もう誰もいないんだ」
そう寂しくつぶやいた彼の顔を、忘れることはありません。
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【DELTARUNEもプレイ】
UNDERTALEの作者の2作目である、DELTARUNEもプレイしました。
現在、Chapter1が配信されているのですが、こちら無料で遊べます!!!
Nintendo Switch・PS4・PC版が対象です!!!
こちらもUNDERTALEのキャラが出てきますが、どうやら違う世界線の話のようで、ところどころキャラの設定が違いました。
でも、前作をプレイしているプレイヤーからすると、かなり嬉しくなります!!!!
あーーー!!あの子だーーーー!!!!って。笑
ゲーム性もRPGのバトル要素は増えましたが、倒さず進めるのは作者のトビー・フォックスさんならではの仕様です。
こちらもなかなか不穏な感じでチャプターが終了したので、Chapter2の配信が待ち遠しいです。
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【戻れるわけじゃない】
DELTARUNEもプレイし、完全にUNDERTALEロスになっているわたし。
みんなに会いたくて、思わずゲームを開きますが、そこではフラウィーが戻らない方がいいことをわたしに伝えてきました。
「かれらのせかいは このままでだいじょうぶだから。」
そうです。わたしの手で彼らを幸せに導いたのです。
これで、もう終わりなのです。
彼らは、わたしの作り出した時間軸で生きているのだから。
何より、このゲームですごいと思ったのは、ストーリーや楽曲が素晴らしいことはもちろんなのですが、わたしの中にある「セーブ」という概念を覆してくれました。
セーブしても、クリア後はロードできるわけではない。
ゲームでは、珍しいですよね?
クリアしたら、メニュー画面には戻らず、そこで終わるのです。
一方通行のゲームは、生まれてはじめてでした。
でもこれってまるで、わたしたちみたいじゃないですか?
わたしたちの人生も、記憶はセーブできても、ロードはできない。
過去には戻れないし、書き換えることはできないのです。
巻き戻って、やり直すことはできないのです。
このセーブシステムを巧みに利用したゲーム性も、UNDERTALEの面白さを引き出している1つのポイントなのだなぁ、と感じました。
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【これでほんとうにおしまい!】
長々とオタク談義をかましてしまいましたが、みなさまついて来れましたでしょうか??
少しでもUNDERTALEの良さが伝わってもらえたら幸いです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
そして、みなさんもぜひ一度プレイしてみてください!!!!!
長文でしたが、最後まで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました✨✨
ゲームは苦手、という方は楽曲だけでも聞いてください。
コンサート、行きたかったーーーーー!!!!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
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