STR-04:ソロゲームってリハの自主訓練になりませんかね?
ゲームメカニクスについて勉強するまで、1人用のボードゲームがあるってことを知りませんでした。複数人で遊ぶものだってステレオタイプに陥っていましたね。気を付けます。
ゲームメカニクスにおける「ソロゲーム」
定義的なものはそのままですね。一人でも遊べるゲームです。ビデオゲームなんかはコンピューターが対戦相手なのでイメージが付きやすいでしょうね。マリオのようなアクションゲームも、ファイナルファンタジーのようなRPGも言ってしまえば「ソロゲーム」です。
ソロゲームのボードゲームのポテンシャルの高さ
注目すべきはソロゲームのメカニクス要素が強いボードゲーム。これって作業療法士からすれば非常にありがたいツールといえます。だって一人でプレイできるってことは、自主訓練メニューとして取り入れられる可能性があるってことでしょ?しかもゲームだから比較的意欲的にも取り組めるし、継続性だって高いことが期待できます。回復期リハ病棟に入院している患者さんにそれぞれの課題にあったソロボードゲームを提供できたら、面白そう打なって思うの、自分だけですかね?
ビデオゲームでもよくない?
リハビリの自主訓練としてソロプレイができるビデオゲーム…でももちろん活用できると思います。スコア化しやすいとか、物理的な広い場所を取らずに済むとかメリットはありますからね。でも昨今のビデオゲーム(特にPS以降)はルールも操作も複雑です。この部分はちょっとリハビリテーションには向かないかな?なんて感じてます。逆にLSIゲームを含めたレトロゲームのほうがシンプルで分かりやすいのでリハビリ向きかもしれませんね。
自分でルール把握していないといけないってことが魅力であり難易度高い部分かなとも。
先日ボードゲームの「カタン」を甥っ子とプレイしたのですがあれ、結構ルールが難しいんですね。慣れるまで自分のターンの進め方が戸惑ってしまいました。でもスマホアプリ版のカタンではきちんとコンピューターが次にどうするか、駒をどこにおくのか限られた選択肢として提示してくれるんですね。アナログなボードゲームではルールも進行方法そのものも自分で把握していないと成り立たないって部分が、リハビリを意識するとなると魅力でもあり、高い難易度かもしれません。ま、この部分は評価対象にもなるんでしょうけどね。ソロプレイ×ボードゲーム=自主訓練の公式を成り立たせるためには「ルールと進行把握能力」がカギになるかなと。
リハプログラム向きなソロゲームはボードゲームかレトロゲームかな?
そういう理由からも、自主訓練を意識したソロゲームに向いてるのってシンプルなボードゲームかレトロゲームがよいかなーとイメージしています。継続性を取り入れるなら…RPGかな?個人的にはボードゲームでは「グルームヘイブン」、レトロゲームなら「ファイナルファンタジー(1・2)」あたりを導入したい。。