1TOC@作業療法士

作業療法士です。 行動変容を軸に臨床しています。 同時にいろんな執筆活動をしています。

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最近の記事

"コンテンツ"ってものを目的・媒体・構成の3軸で考えてみます。

今後の臨床や研究テーマとして、「コンテンツを用いた環境設定によって行動変容を促す」…ってイメージはまとまってきました。 では改めてこの"コンテンツ"ってなんだろな?と思い、きちんと説明できるようにまとめてみます。 コンテンツの定義調べてみると、コンテンツの定義って… 一般的に「内容」や「中身」を意味し、特にデジタル媒体やメディアにおいて提供される情報や作品を指す ある目的のために作られた情報や作品全体 …って表現されるようです。 簡単にわかりやすくまとめると… 何

    • 作業療法士がコンテンツを手段にするということ

      実は、作業療法士の他に様々な経験があるんです。 音楽関係やアクセサリー関係、水商売をしていた時期もあります。 紆余曲折を経て、作業療法士の世界に舞い戻ってきた…というのもあるのですが、あの時期に得た経験は巡り巡って臨床…もしくは誰か困っている人の役に立つのでは?なんても思っています。 今回は、今後の自分のキャリアを展開する目的もあるので、少しまとめていみます。 作業療法士が考える“コンテンツ”とは?作業療法士として働いていると、クライアントの生活や環境に関わるさまざまな課

      • クライアントの行動変容を促すためには、認知行動療法だけでなく、環境に対してのアプローチも必要なのでは?

        • 作業療法におけるコンテンツと環境の重要性

           作業療法において、クライアントの回復や生活の質を向上させるためには、「コンテンツ(活動の内容)」をうまく活用して「環境」に働きかけることが重要だと感じています。今回は、ナッジ理論とOTPF(Occupational Therapy Practice Framework)の概念も交えながら、作業療法におけるコンテンツと環境の重要性について考えてみます。 そもそもコンテンツとは?コンテンツとは、情報や体験を提供するもの全般を指し、テキスト(記事や書籍など)、画像、音声、動画、

          さて、今日は全国学会での口述発表です。噛みませんよーに!笑

          さて、今日は全国学会での口述発表です。噛みませんよーに!笑

          セラピストのキャリアデザインの発想 - 従来のT2C(Therapist to Client)からの展開

          APOTC(アジア太平洋作業療法学会)に参加しています。日本だけでなく様々な国々の取り組みを知ることで、非常に勉強になってますし、刺激を受けています。 ここでちょっと整理も兼ねて、セラピストのキャリアデザインについて考えてみます。 セラピストのキャリアとはセラピストといえば、一般的には医療や福祉の現場でクライアントを直接支援する存在というイメージが強いですが、実はその役割と可能性はそれだけにとどまらないんです。  現代の多様化した社会では、セラピストが活躍できる領域が広がっ

          セラピストのキャリアデザインの発想 - 従来のT2C(Therapist to Client)からの展開

          さて、APOTCに向かいます。すでに昨日はワークショップに参加して、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。 英語がまだまだなので、ポケトーク片手に頑張ります!笑

          さて、APOTCに向かいます。すでに昨日はワークショップに参加して、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。 英語がまだまだなので、ポケトーク片手に頑張ります!笑

          いざ、APOTCと全国作業療法学会へ - 学会参加の目的って?

          さて、今日から学会のため北海道へ。 アジア太平洋作業療法学会(APOTC)ではポスター発表、全国作業療法学会では口頭発表があるのでがんばらないといけません。 自分を律するためにも、目的意識をもって望まないと。。 そこで今回は学会参加の目的について考えてみます。 そもそも学会参加の目的は?べつに作業療法士に限ったことではありませんが、なんでまた学会に参加するんでしょうね?(笑) 時間をかけて準備して、お金も手間もかけて参加する…。 この学会参加の一般的な目的として、調べてみ

          いざ、APOTCと全国作業療法学会へ - 学会参加の目的って?

          リハビリのゴールをよく「◯◯の自立」とするけど、障害的にやっぱり実現困難なことってあると思う。だからこそ「誰かに頼る」ということも大事なわけ。だったらもう少し踏み込んで「相手が有益になるような頼み方」ってスキルも重要なんじゃないかな?

          リハビリのゴールをよく「◯◯の自立」とするけど、障害的にやっぱり実現困難なことってあると思う。だからこそ「誰かに頼る」ということも大事なわけ。だったらもう少し踏み込んで「相手が有益になるような頼み方」ってスキルも重要なんじゃないかな?

          退院後の「不安」を「行動」に変える作業療法の実践 — 生活に寄り添う行動変容支援

           退院後の生活を前に、患者さんが抱える「不安」は想像以上に大きいものです。 病気や障害を経験し、元気だった頃とは異なる状況での生活を考えると、何が必要で、どこまでできるのかが不透明なままですからね。  作業療法士としてこの課題に向き合い、多くの患者さんが自分の生活に戻っていく姿を見てきました。  今回は、私自身の経験から学んだ「行動変容」を促進するための方法について、実際のエピソードを交えて紹介します。 退院後の不安を「見える化」する:スケジュールボードの活用 退院後、何を

          退院後の「不安」を「行動」に変える作業療法の実践 — 生活に寄り添う行動変容支援

          アウトプット活動をがんばるぞって話。

          久しぶりの更新。 10月~11月と学会参加が多くなるので、発表用資料やら準備やらに追われていました。 それに伴い、様々なプロジェクトの整理などなど。 また、少しずつnoteも書いていきます。 刺激をね、受けるんですわもともと若いうちは学会参加とか論文執筆とかは敬遠してました(泣)。 それよりもセラピスト以外の自分の好きなこと(バンド活動)ばかりに注力していたってのもあるのですが。。 でもこの年になってふと周囲をみてみると… 若い世代が頑張っていること なにより自分の娘(

          アウトプット活動をがんばるぞって話。

          “いい人”ではなく“建設的な人”を目指すことの重要性について

          それが患者さんでも同僚や上司でも、人間関係をムリなく築くことって難しいことなんだと思います。 でも見方を変えるだけで、非常に関係性の構築がスムーズになります。 今回はアドラー心理学から考える“建設的な人を目指すことの重要性”について解説します。 いい人から建設的な人を目指すことの重要性建設的な人は、無理をしない人間関係を築くことができ自分を勇気づけることができます。 そのために必要な要素としては… 嫌われてもよいと考える 苦手な人を再度考える セルフトークでライフス

          “いい人”ではなく“建設的な人”を目指すことの重要性について

          対人関係の作法とは?【人間関係をよくするための14のコツについて】

          生活をしていく上で、範囲はどうであれ“対人関係”というものはつきまとってくる課題です。 逆に言えば、この対人関係の課題をクリアすることで、非常に“生きやすさ”や“生活しやすさ”を得る事にもなります。 そこで今回はアドラー心理学を基に“対人関係の作法”から、人間関係を円滑にするコツを解説します。 人間関係がいつもうまくいかない 人と付き合うのがなんだか疲れた …なんて方の解決の一助になれば幸いです。 対人関係の作法ここでは、対人関係の作法についてアドラー心理学を基に、次

          対人関係の作法とは?【人間関係をよくするための14のコツについて】

          劣等感による成長について -アドラー心理学から学んでみる

          劣等感ってネガティブな感情ですが、逆にこの感情を成長につなげることもできるんです。 本記事ではアドラー心理学における劣等感への考え方について解説します。 劣等感による成長アドラーは、劣等感が個人を成長させ、文化を発展させるとも述べています。 見る視点を変えれば、“劣等感”は“よりよく生きるための訓練”という捉え方です。 ちなみにこの“劣等”というのは、 器官劣等性 劣等感 劣等コンプレックス …の3つが主にあげられます。 以下にそれぞれ解説します。 器官劣等性(

          劣等感による成長について -アドラー心理学から学んでみる

          人間関係での苦手意識をコントロールする6つのポイント 【アドラー心理学から学んでみる】

           人間関係を円滑にするためにも、相手への苦手意識を上手にコントロールする必要があります。とは言っても、そのコントロール方法…はいまいちピンとこないかもしれません。  そこで今回はこの“苦手意識”…特に人間関係においてのコントロール方法についてアドラー心理学と作業療法の観点から考えてみます。 苦手意識とつきあうために重要な6つのポイント 人間関係、対人関係をスムーズにする上で、障壁になってくるのが相手への“苦手意識”ではないでしょうか? この苦手意識と付き合うにはいくつかのポ

          人間関係での苦手意識をコントロールする6つのポイント 【アドラー心理学から学んでみる】

          相手がどんな性格かを知るためには?【アドラー心理学におけるライフスタイル形成について】

          人の悩みのほとんどは人間関係って言います。 そうなると、相手の性格の傾向を把握することって、解決策の一端を担うとも言えるはずです。 とは言ってもその“性格”も様々ですから全てを把握することは難しいかもしれません。 今回はアドラー心理学におけるライフスタイルの形成について解説します。 アドラー心理学における“ライフスタイル”とは?アドラー心理学においての“ライフスタイル”とは、“その人の思考や行動の傾向”のことを指します。 言うなれば“性格”ということですね。 またアドラ

          相手がどんな性格かを知るためには?【アドラー心理学におけるライフスタイル形成について】