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サイゼリヤから学ぶ経営哲学

サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏による著書で、経営への思いや飲食業界におけるご自身の考えをしっかりとまとめられた1冊です。

個人的には勉強には非常に勉強になった印象で、面白く読むことができました。

飲食店経営、チェーン理論などの考えが基本ですが、他業種でも応用できる考え方やマインドがたくさんあります。

本書のいたるところにたくさんの学びが敷き詰められています。

その中でも一番印象に残っているのは以下の学びです。

●おいしいから売れるではない、売れているのがおいしい料理だ
 本書引用:「自分の店の料理はうまい」と思ってはいけない。それこそが悲劇の始まりだと私は思っている。なぜなら、「自分の店の料理をうまい」と思ってしまったら、「売れないのはお客が悪い。景気が悪い」考えるしか無くなってしまうからだ。・・・「良いものは売れる」という考え方は、昔の世界観「天動説」と同じだ。自分たちにとって都合よく世界を見ようとするのではなく、物事をありのままに見ようと、我々は努力しなければならない。


この一節で背筋が正されるような学びが得られます。どんな時でも物事をありのままに見るというのは容易なことではありません。

先述の通り、他にも読む人それぞれの琴線に触れるたくさんの学びがあります。飲食業の経営に限らず、他業種の方でも十分ためになる1冊です。

ぜひ読んでみてください!

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