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あまりにも秋爛漫なごはんの備忘録。

福井の農家から新米が届いた。嬉しいね~~大好きな農家で毎年白米10キロ、玄米10キロ買ってるんです。
そして、それに合わせてやりますよ、新物だらけの秋ごはん。

紙袋がいいわよね。

今年は夏が暑すぎたので白い部分が多いそう。
ま、味には影響ないらしいのでOK


・赤い宝石というとね。

そうね誕生石ならルビーなの~
けれどアタシはルビーよりイクラが嬉しいなぁ~

今年はちょいと安い。気がする。
なんと!550円/100gだったので躊躇せずに買い漬け込む。

塩を溶かしたお湯でほぐし膜や筋を丁寧にとり、何度か塩水で洗って丁寧に水を切る。

醤油、みりん、酒を良い感じに合わせて漬け込む。
いくらは薄口醤油で漬けるのが好きだなぁ。

半分は1日置いてから冷凍庫、半分は数日にかけて食べる。幸せな赤い宝石。

・さ~んま焼け~た~か

粋な親父の声がする~

と、斉藤哲夫さんの声が聞こえてくる。
のはきっと伝わらないだろうけど”さんま焼けたか”という名曲があるんで是非。

小さいけど、新米きたし秋刀魚を食らう。初物だ。
荒めの塩を振って強火でガッと焼く。シンプルが良いよね。

小さめな秋刀魚を強火で焼くってのは速攻なので、先にナスビを焼いておく。
皮を剥いてる間に秋刀魚は焼けるし、グリルを片付ける労力を考えたら秋刀魚だけじゃもったいない。

これまた、秋だねぇ~~
生姜を山ほど貰ったので、すり下ろして冷凍してストックしてるんだけど、便利すぎる。

・秋爛漫の献立

新米の土鍋ごはん
秋刀魚の塩焼き
焼き茄子
しらすとネギの出汁巻
がんもどきの煮物
蕪とキュウリの浅漬け
大なめこの味噌汁

秋だね、とっても秋。
秋刀魚が小さめなので、だし巻きでボリュームを補強。いいでしょ。

・さーーて、新米だ!

土鍋で新米を炊く。
米を研ぎ浸水し綺麗な水をいれ弱火で火にかける。
沸騰したら底の方をひっくり返して、ある程度均一に炊けるように、焦げ付かないようにする。

蓋を開けるなと言われるけど、土鍋はあんまし関係ない。
あれはしっかり密閉できる重たい蓋の釜とかの話しなんでっせ。

炊き上がりは強火で全体に一気に火をいれて余計な水分を飛ばして、蒸らして完成。
キラキラ、こっちは白い宝石ですわ~
やっぱり新米は違う、豊潤で華やかで良い香り。

ほんの少しだけお焦げ、コレくらいも美味い。
少し水分多かったかな~

お味はもう、幸せよ。
甘くって香ばしくって滋味で、、、こんなに美味しい物があるのに普段はあんま意識しないで米を食ってるなぁ~と思ったりする。

・秋の紅白お宝合戦。

炊き立ての白飯に漬けたての柔らかめいくら。
もうこんなん美味いに決まってるじゃない!!最高か~~

漬けて時間が経ってないから皮が薄く白飯と共に柔らかい美味しさ。
贅沢だなぁ…
幸福だなぁ。。

プリン体を気にしている家族がいたからやってこなかったけど、イクラってそんなにプリン体が多く無いと知ったので解禁です。
うまいうまい!

・がんもはキノコが好きさ~

がんもどきって食べ物は滋味のエース級だ。
素朴な見た目とバラエティに富んだ具材、揚げたても美味いし、煮物も美味い。

そんで煮物にしたときの周りに与える影響が素晴らしい。
良い味を出すんだ~一緒に炊いたキノコが大好きです!!

・秋刀魚には大根おろしとスダチって誰が決めた?

定番の良さは分かる、分かるけど多少は変えて良い。

大根おろしじゃなくてもポジションが近い物であればいいのだ、そこは自由なのだ。
カブとキュウリの浅漬け、塩で和えてしっかり搾ってから柑橘と醤油で味付け。サッパリ。

スダチの変わりは青レモン。
これはこれで合うんだ~


う~~んいい秋ごはんだ。
どれも秋、なめこの味噌汁があるのもいい。デカいなめこ好きだなぁ~

・おまけの秋メシ

こないだ、とある地方のセブンイレブンにふらっと寄ったら栗が安く売っていた。
1パック280円、スーパーだったら600円はするだろう量だ。
地場野菜を売ってるコンビニっていいよね。

で、こさえた栗ごはん。

3合の米に0.5合のモチ米。
味付けは塩と酒だけ、少しだけ水分少なめで炊くのが大事。
秋の訪れ。

炊き込みごはんの基本は炊く前の水分の味がお吸い物より気持ち濃いめが基本です。

で、その仲間。さつまいもごはん。

さつまいもは皮がつくように切って、塩をまぶして表面がちょっと柔らかくなってから炊くのが良い。

あとは栗ごはんとほぼ同じ。
少しだけ醤油とみりんを入れてあげると美味い。


秋は炊き込みごはんの美味しい季節なので、栗、さつまいも、むかご、銀杏、鮭、きのこ、秋刀魚、などなど炊き込みごはん率が高くなっちゃう~嬉しい~~


・おわりに

つい先日”あの素晴らしい歌をもう一度コンサート”へと行って参りまして、
もう素晴らしかったのよ~!!
70年代の日本のフォークソングの重鎮達が一同に集まってて圧巻だった。

山谷ブルース、神田川、なごり雪、涙そうそう、などなど日本を代表するフォークソングを本人達から聴ける幸せよ。
そして念願の”あの素晴らしい愛をもう一度”を聴けた~~
きたやまおさむ先生、ありがとう。

デカいホールで周りを見渡しても同世代どころか親世代すらほとんどいなかった。
そりゃそうだけど良いんです。

最近は流行が早いので、もう自分の好きな物を世代や時代に関係なく聴く。
それがいい、そう思えるようになった。
急がず焦らず、自分を大切にゆっくり余白をもって生きていきたいですな。

改めてこうせつさんの大ファンになった~~
この世代の方は公式ユーチューブが無すぎて困っちまうね、CD買うからいいんだけどね。

おわり。風邪引かないでね。

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マツダミキヲ 料理人
最後まで読んでいただきありがとうございます。 どこまでも美味しい料理の為に使わせてもらいます。 リクエストあればぜひ!

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