見出し画像

冬は餡掛け。いくつかのトロトロ副菜。

毎日寒い。なんだこれは。
腹巻きと湯たんぽが無いと寝れないくらい寒い。

冬はかなりの頻度で、鍋や湯豆腐、豚汁、など熱々の汁物を作る。
さみーーーーーもん!!

だが毎日それじゃあ飽きるし栄養も偏るので普段通りの食事もする。
焼き魚と味噌汁とごはんとおひたし、みたいなの。
でもそれじゃあ身体は温りきらんのよ。

そんな日によく作るのが餡掛け系副菜。
トロトロ系の料理だ。

今日はそんな餡掛け副菜特集。

・菜っ葉の中華餡掛け

画像3

我が家の定番料理のひとつ。

小松菜をサッと炒めて、鶏ガラスープで味付け、仕上げに片栗粉でとろみをつける。
シンプルながらただの塩炒めとは違う表情を見せてくれる。

とろみをつけるだけでメシが進むし、身体が温まるし、ボリュームも増されるという一石三鳥。
ちょっとニンニクをいれてもいい。

・菜っ葉の豪華な中華餡掛け

画像8

前の料理の豪華バージョン。

よくやるのは鶏皮をまぜるスタイル。
我が家では鶏胸のハムを良く作るので皮が余りがちなのだ。
そういう動物性の食材を少し混ぜると一気に豪華になる。

オススメは、鶏皮、豚こま、干し海老、しらす、カニカマ、ってとこかな。
あとキノコ類も良い、椎茸、しめじ、えのき、なんかをいれても良い。
ただ入れすぎると主菜になるのでバランスを考えてやりましょうね。

あ、そうそう、肉系を入れるときは醤油を少し混ぜるとグンと美味くなる。
なんというか旨味同士が合うのよね~

・アサリの酒蒸し餡掛け

冷凍むきアサリを頻繁に使う。
俺にとって必須の食材で、かなり便利。

ムキあさりを酒で蒸して、水と野菜をいれてサッと炊いたらとろみをつける。
味付けは塩。醤油を少しいれてもいい。

ベースは酒蒸しの味で、貝の旨味を活かすのが大事。
野菜は水菜がオススメだが、白菜、三つ葉、ネギ、レタス、なども良い。
淡い味の優しい野菜だとアサリと共存できて美味い。

画像7

白菜とシメジをいれたタイプ。
こういう感じでごはんにかけちゃうのが定番です。

・白菜の中華クリーム餡掛け

画像5

あんま見ないけど好きな料理。
鶏ガラスープと牛乳で餡掛けにするんだけど、これが美味いのよ~

白菜やレタスなど淡い味の葉物を鶏ガラスープでサッと炊いて、牛乳か豆乳をいれてとろみをつけて完成。
仕上げにゴマ油を垂らすと美味い。

鶏皮、鶏肉、豚肉、干し海老、アサリ、などの動物性食品や、エリンギやしめじ、椎茸などのキノコ類を一緒にいれるのもいい。

クリームと中華って合うよね。
なんていうか、シチューほど強くない副菜、的な?
微妙なポジションの料理ですが、ピンチの時の心強さは凄い。

・温豆腐 キノコと豆の餡掛け

画像2

夏は冷や奴、冬は湯豆腐。
ただ、毎日湯豆腐は大変なので温豆腐が必須なのだ。

温豆腐の作り方は簡単。レンジでチンするだけ。
温まりにくいので1回ひっくり返すといい。

もちろんそのまま醤油やポン酢で食べるのも良いけど、餡掛けってのも良い。
良くやるのはきのこ餡。

しめじ、えのき、椎茸、舞茸、エリンギなどを出汁と醤油味の餡で豆腐にかける。
そこに生姜やネギを乗せれば洒落た一品になる。

この日は豆を混ぜた。枝豆じゃないよ、青大豆。
この豆は乾物で保存が効く上に旨味が強くて便利。大好きな豆の1種です。
固めに茹でた豆を餡に混ぜるのオススメ。

・もずく温豆腐

画像9

ど、シンプル。
温めた豆腐にもずくと生姜とネギ。
味付けはポン酢。

もずくの粘りで餡掛け風になって冷めにくいし、海藻もとれる。
冬場こそもずくやなめこの出番です。

・もずく餡温豆腐

画像6

けどやっぱもずくは餡掛けよね。
塩と水で炊いたもずくにとろみをつけて完成。
生姜や柚子を添えても美味い。

もずくみたいな柔らかい餡掛けには木綿より絹豆腐。
これは必須。

滑らかで美味いのよ~
身体にも優しい一品。

・そう、餡掛けは素晴らしい。

何年か前、毎日のように賄いを作っていた。
少ない原価で板前連中を満足させる為にもとろみは必須だった。

できる限り色んな物を作っててもバリエーションは足んなくなるので、餡掛けという選択肢は大事な常套手段になった。
和食の淡い煮物でも餡掛けにすればメシのおかずなると気づいたし、炒め物の野菜から出ちゃう水分もかるく餡掛けにすれば解決すると気付いた。

そんで最近は家庭料理をしてて気付いた。
寒い季節において餡掛けは身体を温めるのに必須だと。


とろみというのは身体の中に熱を取り込むのはもちろん、冷めにくいのだ。
素晴らしい食材だよね。最高。

え?なにが言いたいかって??とろみは凄い!!ってことよ。

・写真で一言

まぁまぁ久しぶりのnote更新。 忙しかったのもあれば、書けなかったのもある。
 文にしたいことは山ほどあるのもどれも半端なところで書き切れないので、写真で一言スタイルで書きますね(何でやねん)

本編とは関係ないので興味ある方だけどうぞ。

東京藝大の卒業展示が刺激的だった。

藝大生の友人にどら焼きをあげたらドローイング?を貰った。飾っている。

モリ付き漁師さんのイベントで料理したり寿司を握ったりした。良い魚って凄い。

親友がオシリカジリムシという新科の唯一の採取者になった。自慢。
(写真は彼が食わしてくれたカニです)

伯雲の鴨肉が美味すぎてビックリ。

そろそろワインの勉強をしたいな。

幼馴染みとスプートニクに行ってきた。美味しくて美しい。

清寿軒のどら焼きが素晴らしく美味い。

大変な事や悩む事も沢山あるけど、できるなら良い事を数えたい。
美味しいは嬉しいし幸せ。
料理の力は偉大。

料理以外だと、音楽、小説、美術、芸術、などなど色んな物から元気をもらってます。
ハッピーに生きたいね。

・バレンタイン鯉

2/14に鯉が届いた。バレンタインチョコならぬバレンタインコイ。
流行らないだろうけど、俺は嬉しいです。

じゃなくって、今度鯉のイベントをします。
その試作用が送られてきたんです。

やるのは追い込み漁をして料理をするという面白いイベント。
何年か前にこさえた鯉の料理が美味かったからと誘ってくれた。嬉しい。

無事に終わったら報告しますね。お楽しみに。

試作めっちゃ大変だけど面白い。
難しい食材。燃える。


おしまい。


最近のマイブーム。前身バンドからのファンには堪らん選曲。


いいなと思ったら応援しよう!

マツダミキヲ 料理人
最後まで読んでいただきありがとうございます。 どこまでも美味しい料理の為に使わせてもらいます。 リクエストあればぜひ!