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映画【本を綴る】横浜ジャックアンドベティ2/15〜


昨年夏頃にご縁があり、【本を綴る】の日本記者クラブで行われた試写会に伺うことができた。

篠原哲雄監督(花戦や犬部、月とキャベツ、アリスさんちの囲炉裏端など多数)と、脚本・出演の千勝一凛さんがタッグを組んだ作品で、街から消えゆく書店を応援したいと立ち上げられたYoutubeプロジェクトから始まった。

⭐︎2/15.16と横浜のジャックアンドベティで公開,15は舞台挨拶やサイン会もあるようなので是非足を運んでみてください。

今後 愛知県にて
順次公開予定とのこと

ロケ地となった那須塩原皮切りに新宿、栃木、香川、大阪、京都など各地で上映済みである。
追加上映に期待したい。

書くということ

あらすじとか面白さを書くべきところだけれどもここは私個人の話を少々失礼させていただきたい。

この作品について知った2024年夏頃は、四十を過ぎてやっとモノを書く仕事に興味を持った私が"絵本のテキスト大賞"など素人丸出しで無謀にも応募し始めた頃だった。

(とにかく何か動こうと決めていた時期)

そんなふうに自分を奮い立たせていた頃、この作品を書いた脚本家さんが同世代の女優さんだということを知り一気に興味が湧いた。

本を書く人とは

幸運にも、この日本記者クラブでの試写会の日に役者であり脚本家でもある千勝一凛さんとお話させていただく機会に恵まれた。
不慣れながらも質問攻めをしたところ、どんな大学の学部で脚本や演劇を学んだとかそんな事ではなくてかつてはバックパッカーとして海外を飛び回ったりとにかくその半生において行動力がものすごい方だということを聞かせていただいた。

役者が脚本を書くということで、演じる人の気持ちにも配慮された、見る人も作り手もみんなが幸せになる作品を作りたい一ーーーー

それは役者である千勝さんだからこそ書けるものだと思うし、その意思に寄り添い、またストーリーの面白さを信じた篠原哲雄監督の懐の深さと広さに感激した。

そんなこんなで篠原監督の映画界での偉業は言わずもがな、千勝さんのものすごい才能とバイタリティなど、私に足りないたくさんのものを目の前に見せていただく時間となり一気にこの映画、このプロジェクトのファンになった。

もちろん役者としての千勝さんも見どころだ。

映画というスパイス【本を綴る】のすすめ

劇場に足を運ぶということは、言葉は交わさずとも多くの人と一緒に目頭を熱くすることを共有できるし、見ず知らずの人と共に笑う幸せに触れることができる。

【本を綴る】は誰かと書店散策したくなる。
子どもの頃に好きだった絵本を探したくなる。
やり忘れたことはないか。
どう生きていきたいのか。
本のように優しく語りかけてくれる物語。

日常にそんな温かいスパイスが欲しいと思われる方はどうぞ2/15から横浜でジャックアンドベティに足を運んでいただきたいです。

矢柴俊博さんと遠藤久美子さん

さいごに
【本を綴る】あらすじ

書けなくなった作家(矢柴俊博さん)が日本各地で沢山の人々に出会い、それぞれの人が自身の心に刺さった棘と向き合うことになるロードムービー。
棘が抜けたり抜けなかったり、その棘がいつしか種となったり。

美しい日本の景色とともに描かれる。

考えるより動いてみる。
そうすれば一段上の光景が見えてくるものだから。

穏やかだけど今の私にとっても
おそらく多くの皆さんにとっても
優しく力強い作品。

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