トラウマをのりこえるための3つの順番
人前でスピーチをしたときに、緊張して失敗してしまった!という嫌な思い出は、忘れようと思っても、思えば思うほどその時の情景がリアルに浮かんできます。
トラウマになるほどツライ思い出は、以下の3つの順番でのりこえていきましょう。
1 .トラウマになっていることを書き出す
トラウマになるほど緊張した”その時”の状況を、箇条書きに書いてみます。思い出すだけでツラくなるので、自分と相談してやってみてくださいね。通院中の方は医師やカウンセラーに相談してね。無理はしないように。
例えば会社の朝礼で3分スピーチをした時がきっかけだとしたら…
・前に出て社員全員が自分を見ている目が怖かった
・手が震えだして、さらに緊張してきた
・顔が赤面して恥ずかしくなった
・声がうわずって何を話しているかわからなくなった
・同僚がクスっと笑った
・上司が「緊張してるなぁ」と笑いながら言った
・恥ずかしくて下を見た
・情けなくなった
・その日の夜は眠れなかった
・それから朝礼のときには常にあがるようになった
・思い出しただけで、あの時の嫌な感情に包まれる
このように書き出してみます。できましたか?
ツライ作業ですがよく頑張りましたね。
2、傷ついた自分を癒す
上記のリストを眺めてみましょう。
このリストを書いて悩んでいる人から相談された。悩みを打ち明けられたと思ってください。
相談してきたのが、「自分の子供だったら」「仲の良い同僚だったら」「大切な友人だったら」と考えてみてください。
もし相談されたとしたら何と答えますか?
その人は何年も苦しんでいますその人に対して何と声をかけてあげますか?
リストの脇に書いてみてください。
・ずっとツラい思いをしてきたんだね
・もう十分苦しんだから、もう苦しまなくていいよ
・もう大丈夫だよ
どんな言葉をかけてあげますか?
書いたら、今度は声に出してみましょう。
ここはじっくりと取り組んでください。
なぜならツライ経験なのに、ずっと自分を否定してきたから。
今度は癒す言葉をたくさんかけてあげてください。
何年も前の失敗した出来事を、他の人は忘れています。覚えていたとしても、毎日考えてはいません。覚えてもいないかもしれない。
でも、しょっちゅう思いだして常にダメ出ししてるのは自分だったと思うんだよね。だから自分を抱きしめて温かい言葉をかけてください。
ここまでじっくりとできたら次に進みます。
3.新しい情報をインストールする
今度は新しい情報をインストールしていきましょう。
その情報は自分にとって嬉しい情報です。
例えば朝礼でスピーチをしている自分は、
・堂々としている
・一生懸命話をしている
・笑顔で話をしている
・周りの人の表情も楽しそうだ
・何かいい感じ
・いいねいいね、楽しかった
映像が目に浮かび、声が聞こえてくるようにイメージします。
自分がいい感じになる情報を毎日思い描く妄想です。イメージです。
自分にとって都合の良い情報をイメージしましょう。
気分があがる声をかけていきましょう。
イメージワークについては別途掲載します。
過去のことは癒し、これからは自分のココロやカラダが元気になる言葉を意識的にかけていきましょうね。
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