何が変わって、何が変わらないのか
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日のテーマは「デザイン」です。
現在私は事業や商品の企画・開発に携わるお仕事をする機会が多いのですが、元々は企画とは無縁のキャリアを築いていました。
そのため、キャリアチェンジをした当初は企画書のつくり方すらわからない状態でした。
こちらはその頃の様子や参考にしていた本を紹介している記事です。
私は独学とOJTを中心に徐々に事業・商品を作るプロセスを学んでいった次第です。
そんな私が、事業や商品の全体像をイメージする上で大変参考になった本がこちらです。
誰のためのデザイン?認知科学者のデザイン原論(D.A.ノーマン、新曜社)
著者のドナルド・A・ノーマンはタイトルの通り認知科学者です。
本書は「デザイン」の原理原則をまとめた本になります。
デザインにもいろいろな定義があると思いますが、私は『創意工夫を反映させたあり方』だと考えています。
そのため企画の仕事をする上では非常に大切なものです。
本書は25年前に出版された原著の増補改訂版になります。
テクノロジーが変化を続ける昨今、原理原則として変わらないものを残しながら、変化するべきものを改訂しています。
25年も経つと、環境は大きく変化しています。
25年前…。
ずいぶん昔のことです。
みなさんは25年前のことを覚えていますか?
まだ生まれていなかった方もいると思います。
長い時系列の中では、大きく変わったものもあれば、あまり変わっていないこともあるはずです。
例えば私の性格は多少落ち着いた感があるものの、大きくは変わっていないように思います。
それは昨年冬に20年ぶりに再会したバスケ部の同級生も同じでした。
もちろんみんな見た目は変わっています。
でもそれぞれが中心に持っているものは変わっていませんでした。
デザインした事業や商品が、長い期間、継続できるものであるためには。
短期のトレンドだけを追いかけていては、息の長い商品にはなり得ません。
正に、「誰のためにデザインするのか?」。
これが分かっていなければなりません。
誰の、何のための商品なのか?
本質にあるものは何なのか?
本書にはそのヒントを得られるヒントがあると思います。